前作回帰ドライバーと“今季初”マレット 岩崎亜久竜の日本OP制覇ギア
2023年 ZOZOチャンピオンシップ
期間:10/19〜10/22 場所:アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)
ド緊張で“チョロ”から1年 岩崎亜久竜の日本オープン制覇を松山英樹も祝福
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(17日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)
前週「日本オープン」で初優勝を飾った岩崎亜久竜のもとには、LINEだけで300件ほどの祝福が殺到したという。膨大なメッセージとともに、今大会の推薦出場の知らせも届いた。「(ことしは)もう出られないと思っていた」舞台へ、意気揚々と乗り込んできた。
72ホール目まで手に汗握るナショナルオープンの戦いは、同じ黒宮幹仁コーチに指導を仰ぐ松山英樹もテレビ観戦して「僕の方が緊張したんじゃないかと思う」と話すほどタフな戦いだった。それを乗り越えてつかんだ日本一の称号。前年初出場で67位と苦戦した習志野で「もっと上を目指して。(手応えは)去年より全然あります」と力を込める。
優勝をねぎらってくれた松山に誘われ、アダム・スコット(オーストラリア)と3人で回った練習ラウンド。昨年大会で初対面だった松山と一緒に練習した時は、試合を上回る緊張感で大変だった。「緊張しすぎて、フェアウェイからアイアンで“チョロ”しちゃったくらい」。今回はさすがに落ち着いて話せるようになった分だけ、見えてくるものがある。「ロケーションに対しての球筋、高さのチョイスといった攻め方、練習の仕方が勉強になりました」
日本オープンにも出場していたスコットからは、お祝いだけじゃなく質問もぶつけられた。「先週の長いラフでどうやって勝ったんだ?」。自分がプロになる前から長年PGAツアーで活躍してきた元世界ランキング1位に話しかけられ、さすがに動揺。「テンパっちゃって、『パター(が良かった)!』しか言えなかった…」と苦笑する。
いま日本ツアーで最もホットな選手として挑むPGAツアー。将来的に挑戦を目指す場所で、今年こそ結果を求めていく。(千葉県印西市/亀山泰宏)