ロリー・マキロイがプレーオフ第2戦で好スタートを切った(Michael Reaves/Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 初日（17日）◇オリンピアフィールズCC（イリノイ州）◇7366yd（パー70）

「フェアウェイにいったのは3ホールだけ。それなのに“65”で回ったのはボーナスかな」と首位発進を決めたロリー・マキロイ（北アイルランド）から苦笑が漏れた。

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フェアウェイキープ率は21.43% (3/14)とティショットが荒れたが、パーオン率は83.33% (15/18)でボギーなしの5バーディ「65」をマーク。「地面（グリーン）が軟らかいから、ラフがペナルティとは限らない。だから攻撃的になれた」と、4つのバーディはラフかバンカーからのショットを生かして奪ったものだった。

肝を冷やしたのは17番。ティショットを大きく左に曲げた。ピン方向は、数本の木に視界を遮られグリーン手前にはバンカーが待ち受ける。「刻むか思い切って打ってみるか、ちょっとした賭けだったけど、まだ木曜だし」と7Iでグリーンを狙ったショットは、木のスレスレを通ってグリーン方向へ。オーバーして奥のラフに入ったが、3打目をチップインさせて5個目のバーディを奪い、首位に立った。

初日を終えて、現在3位につけるフェデックスカップランキングは“暫定1位”に浮上した。「きょうはラフでも打てるライだったし、そこからうまくコントロールできた。あと3日は、もっとフェアウェイから打ちたいけど」と、昨シーズンに続く自身4度目の「年間王者」に向けて万全の状態で臨みたい。（イリノイ州オリンピアフィールズ／谷口愛純）