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“ワナ”にはまって痛恨トリも…小平智は2日間17バーディを自信に

◇米国男子◇ロケットモーゲージクラシック 3日目(1日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)

上がり2連続バーディでも、小平智の表情は引き締まったままだった。「3つ取り返すと思ってやっていたので」。悪天候による1時間42分の中断が明けて2ホール目、後半14番(パー5)のトリプルボギーが悔しい。

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池に近い左手前にピンが切られたグリーンは、中断するほどの雨が降って軟らかくなっていた。「あんまり奥まで攻めず、できるだけ(3打目の)距離を残そうと思って残したんですけど…」。2オンを狙うリスクと天秤にかけたレイアップの2打目も、ショートアイアンを握る3打目のスピンバックを警戒した組み立てだったが、その3打目が池につかまった。

ドロップゾーンからの打ち直しも同様に傾斜とスピンで転がり落ち、7オン1パット。「もったいないというか、自分で打ったので、(そういう意味では)もったいなくはない。このワナというか、きのう言った(ゴルフの)神様に、また『調子に乗るなよ』って言われたような感じでした」と苦笑する。「65」を出した2日目に「これで調子に乗ると米国の神様は厳しいので…」と話していたように、最高峰の舞台が甘くないことは身をもって知っているからだ。

それでも、前日の9個に続き、8個のバーディを量産。伸ばし合いのコースで求められる攻撃力は発揮できている。特に、この日のスコア貢献度でフィールド8位の「+2.288」を記録したグリーン上。中断直前に12番で4mのパーパットを沈め、17番(パー5)と18番のバーディはいずれも繊細なラインを決めきった。

「自分の読んだラインと、ストロークがマッチしている。思ったところに出せているので、気持ちはいいですね」。自信があふれるパッティングまでのつなぎも、ラウンド中の微調整がハマった。左に出たスタートホールのショットは、前日までも少し気になっていた症状だったという。2番の1Wから即座に修正をかけ、「気持ちよく、左に行く感じが消えた。(1Wもアイアンも)同じように打てている」とうなずく。

「69」でも首位と5打差から9打差まで後退するロースコア合戦。「バーディの数は獲れているので、そこは自信を持ってやっていきたい。少しでも食らいついていけるように」。まだまだ上位進出を諦めるはずもない。(ミシガン州デトロイト/亀山泰宏)

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