松山英樹は初優勝の地へ “帝王”ホスト大会に比嘉一貴も参戦
2023年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/01〜06/04 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
松山英樹は大会2勝目に照準 ゴルフと首痛「いい状態になりつつある」
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前(30日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7533yd(パー72)
「全米プロ」を29位で終えた松山英樹は、1週間のオフを挟んでツアーに復帰する。フロリダ州オーランドにある自宅に戻って体を休めながら調整を重ね、開幕4日前の日曜(28日)にコース入り。2週前のメジャーで手にした好感触に磨きをかけて、2014年に米ツアー初優勝を飾った大会に戻って来た。
<< 下に続く >>
メジャーの最終日はパットに苦しむ場面があった半面、ショットは及第点の出来具合。その状態は変わらず上向きで、「全米プロで気づいたことを1週間やってきて、まだ納得いくような感じはないけど、それでも少しずつ良くなってきた。新たなことも発見していい状態になりつつあるかな」と充実感を漂わせた。
昨秋から抱える首の痛みは全く気にならないわけではないが、「(痛む)回数が減っているのでいい状態になりつつあるかなと思います」という。日曜はチッピングとパットを中心に比嘉一貴とインの9ホールを回り、月曜(29日)は練習後にアウト9ホールを通常プレー。約3時間かけてコースを確認して午後7時過ぎにコースを去り、開幕2日前のこの日は練習場でショット調整に励んだ。
2020年から21年にかけて行われたコース改修により初優勝した当時の記憶は薄まりつつあるなか、細部にわたってコースチェック。「今年はグリーンが硬く仕上がっていて、天気も良さそうなのでウェッジでスピンをしっかり入れないと止まらない。そういうところが難しいかな」と警戒すべきポイントを挙げた。
「いいイメージは今のところないですけど、いいプレーをすれば全然チャンスはある。それに向けて頑張りたい」。2週後に控える今季メジャー第3戦「全米オープン」については「考えていない」とし、9年ぶりの大会2勝目に向けて集中する。(オハイオ州ダブリン/石井操)