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2023年 AT&Tバイロン・ネルソン
期間:05/11〜05/14 場所:TPCクレイグランチ(テキサス州)

痛みを忘れて5アンダー発進 松山英樹に戻った勝負師の表情と発言

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン選手権 初日(11日)◇TPCクレイグランチ(テキサス州)◇7414yd(パー71)

約1カ月ぶりの試合となった松山英樹は5バーディ、ノーボギーの「66」で初日を終えた。

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まだ痛みとの闘いは続いているのか、朝の練習場では球を打つたびに顔をしかめ、長いクラブを打った時に手を放すシーンもあった。スタート前にはトレーナーが左わきの周辺をマッサージ。「首と手首の調子があまり良くなかったので、スタートする時にはどうしようかなって思っていた」と、10番ホールのティイングエリアに立つまで表情はさえなかった。

ただ「回ってみたら意外と普通にできた」と、まるで別人のようにショットは安定し、前半ハーフはほぼノーミスのゴルフを展開する。立ち上がりからバーディパットを打つシーンが多く、14番でバーディが来ると、15番(パー3)でも220ydを2.4mにつけて2連続。17番(パー3)、18番(パー5)はそれぞれ4.5mと2.7mのバーディパットを決めた。

「回っているうちにそんなこと(首の痛み)を忘れて、もっと伸ばしたい、もっと良いショットを打ちたい、もっと良いパットを打ちたいというのが出てきた」。いつもの勝負師の顔に戻った。

後半はチャンスにつけるも、なかなか伸ばせない展開。「前半は伸ばせたので後半ももう少し行けるかなって思っていたけど、惜しいパットがあったり、もったいない感じはあった」とバーディは5番(パー5)だけ。3m弱のバーディチャンスにつけた最終9番(パー5)も、ボールはカップを一筋外れた。「後半もそんなに悪いパットはなかったですが、最後も入らなかったし、もったいないところもありました。ストロークも悪くないし、いい転がりをしているなと思います」とパットに関しては手応えを多少つかんだ様子。

今週は約3年ぶりに黒いヘッドのスコッティキャメロンを投入し、本人は「気分転換ですね」と言うが、ボールの転がりは良くスムーズにヘッドが動いているように見えた。「グリーンのスピードをしっかりつかんでいけたらいいなと思う」と2日目以降への期待を膨らませていた。

満足のいく5アンダー発進にも思えるが、「まあ、1カ月ぶりと考えるといいスコアですけれど、試合を続けている上だったら普通のスコアです」と発言もいつもの調子が戻ってきた。「最低でも5アンダーは必要だと思っているんで、あしたもどういう天気になるか分からないけど伸ばしていけたら」と言い残し、すぐさま練習場に向かった。(テキサス州ダラス/服部謙二郎)

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