2007年、米PGAツアーがトーナメントスケジュールを大幅変更!
2006/01/19 09:00
米国PGAツアー2007年度のスケジュールが発表された。通常、秋まで翌年のスケジュールは発表されることはないのだが来年からの新しいテレビ局契約と「FEDEX CUP シリーズ」の発表ということでコミッショナーのティム・フィンチャム氏の記者会見がフロリダ州PGA本部で行なわれた。
まずはテレビ契約だが、民放放送のCBSとNBCがそれぞれ6年間、ケーブルTVのゴルフチャンネルとは15年間という長期契約となった(今回発表はアメリカ国内のみの契約)。また、今回の発表の目玉となるのは「FEDEX CUP」と呼ばれるポイントレースだ。対象は37試合となっている。
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今までと大きく変わる点は以下とおり。
1.これまで10月末または11月に開かれていた「ツアー選手権」が9月2週目の開催に変更となり、開幕戦の「メルセデス選手権」から「ツアー選手権」までが「FEDEX CUP」レースのポイントなる。
2.8月末からの4試合は「チャンピオンシップシリーズ」と呼ばれ、ポイントが高い大会となる。まずはニューヨーク開催の「バークレイズクラシック(これまでは6月開催だったが8月末に変更)」。そしてボストンでの「ドイツ銀行チャンピオンシップ」、さらにシカゴを舞台とした大会が行なわれ、最終戦が「ツアー選手権」となる。
3.準メジャー扱いの「プレーヤース選手権」の開催日が「マスターズ」の2週間前となる3月最終週から5月2週目変更される。
4.3月末のこれまで「プレーヤーズ選手権」が行なわれていた週にはフロリダ州マイアミにあるドラールリゾート&スパで新しい「WGC-世界ゴルフ選手権(大会名未定)」が開かれる。
5.2月末の「WGC-世界ゴルフ選手権アクセンチュアマッチプレー」と同時期開催として中米メキシコで「アヤコバクラシック」が開催となる。
6.前記の「ツアー選手権」はシーズン最終戦ではなく、9月末から11月までの期間は125位までのフルシード権を争う「フォールシーズン」を6~7試合行なう予定。
ここ近年、アメリカPGAツアーは4大メジャーが終わったあとの9月からのシーズン2か月は世界ランキング上位の選手のトーナメント参加率やモチベーションが低いのではないかという問題を抱えていた。シーズンが長すぎるという意見はタイガーウッズや他の選手も語っていたこともあった。9月からはアメリカで一番人気のアメリカンフットボールが始まるということもあり、年間試合の改善案がいろいろ挙げられていたが、この度ツアー側から発表された通り2007年はスケジュールを大幅変更することとなった。