「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 」2日目成績
2023年 WGCデルテクノロジーズ マッチプレー
期間:03/22〜03/26 場所:オースティンCC(テキサス州)
キャリー349ydで1オン マキロイが最終18番で会心の一撃
◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 2日目(23日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)
この日最後のマッチとなるまで決着がもつれた試合が最終18番を迎えるころ、時計は午後7時に迫るタイミングだった。それでもついて歩く熱心なギャラリーに応えるかのように、ロリー・マキロイ(北アイルランド)が圧巻のショットを放った。
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375ydのパー4で1Wを強振。初速189mph(約84.49m/s)で飛び出したボールはグリーン手前のカラー付近で跳ねて転がり、ピンそば1m強についた。キャリーは驚異の349ydを計測。「風はそれほど強くなかったし、グリーンまで飛ばせるとは思っていなかった。グリーン手前の上り傾斜まで飛んで10ydか20yd残るイメージだったんだ」。本人の予想も上回る超ビッグドライブだった。
前半で一時は3ダウンまで追い込まれた相手のデニー・マッカーシーに引導を渡す一撃。「1アップだったから、そんなことをしなくても、あのホールでバーディを獲る方法はたくさんあるはず。でも、確かに素晴らしいタイミングで素晴らしいスイングができた」とうなずく。
シャフトを差し替えるなど1Wを調整したばかりとあって、手ごたえもにじむ。「先週の金曜日に箱から出して、(何もいじらず)最初の2発で『これだ!』という感じだった。これなら行けると思ったし、その感覚がコースでも同じように発揮されていることはうれしいね」
2連勝でグループステージ突破に向けて前進。マッチプレーでの通算勝利数は歴代4位の30勝となり、タイガー・ウッズの最多36勝に少しずつ迫っていく。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)