「69」で上位争いに加わった

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目（27日）◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd（パー72）

前日の強風は収まったとはいえ、難関コースのフィールド平均スコアは「72.205」とやはりオーバーパー。60台で回った選手は10人しかいなかった。そんな実力者のリストに松山英樹は「69」で名を連ねた。

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アイアンでチャンスメークする場面も増えた

インスタートから11番（パー3）で8mをきれいに流し込んでバーディ先行。随所で光ったパッティングに加え、ティショットの安定感もスコアメークを支えた。フェアウェイキープ率は2日目の35.71％（5／14）から71.43％（10／14）に改善した。

後半に加速した

ラウンド前に1Wのシャフトを調整する様子も見られ、前日に目立った右へのミスは一気に減った。「なんか、真っすぐ行きましたね」。勢いは後半に加速。折り返して1番からの4ホールで3バーディをたたみかけた。4番では残り155ydからアイアンショットがピンそばにピタリ。タップインで難なく伸ばしたが、「自分が思った距離感ではないんで。それでもいい位置にはついたりしているので、良かったとは思います」と反応は控えめだった。

体調にも気を配りながらの戦い

通算4アンダー15位に浮上した一方でせき込む場面もあり、体調にも気を配る日が続く。「2桁アンダーまで伸ばせれば…」という問いかけには「そんなに伸ばせる自分の状況じゃないので」と冷静にコメント。万全ではない中でも上位に食らいついていく。（カリフォルニア州ラ・ホヤ／亀山泰宏）