屈託のない笑顔で、意気込んだ

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前（11日）◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044yd（パー70）

東北福祉大3年の岡田晃平がPGAツアーデビューを果たす。昨年7月「日本アマチュアゴルフ選手権」で優勝し、日本アマチュアランキング1位になって出場の機会を得た。前年大会にアマとして出場した中島啓太と同じ経緯だ。

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初めてのハワイどころか、初めての米国。「テレビで見ている選手が目の前でやっていて。しかも、それがPGAツアーというスーパーリーグなので、ここにいる自分にまずはビックリしています」。開幕2日前の11日には高知・明徳義塾中高、東北福祉大の先輩に当たる松山英樹と練習ラウンドをともにした。「先輩がいるところで自分もプレーができて幸せですね」と地元トークに花を咲かせつつ、貴重な時間を過ごした。

しっかりグリーン周りをチェック

2002年2月18日生まれの20歳は父親の影響でゴルフを始めた。小学生時代は野球にも取り組んだが、中学に入るタイミングでゴルフに一本化。地元のゴルフ名門校に進学し、実家から通える距離にもかかわらず「練習できるから」と親元を離れて入寮した。

中高時代に監督を通じて、松山“伝説”は聞いてきた。「松山さんは学生の頃から真面目で、練習も人一倍するって。寮なので朝練をやっていて、松山さんは毎日来ていた。それを教えてもらって僕も朝からやるようになった」。寮で決められた起床時間は午前6時半だったが、5時に起きてねん出した約1時間の練習を6年間やり通した。

取材も盛りだくさん

「キャリーで295yd～300yd」というドライバーの飛距離が持ち味。ティショットで攻めて、短い番手でグリーンオンを狙うのがスタイルだ。「ここまで来てレイアップはしたくない」と風の状況に合わせながら、1Wを積極的に握っていくつもりだ。「初めてのPGAツアーなのでしっかり楽しむことと、悔いがないようにドライバーを打って攻めていきたい」。緊張はしておらず、あるのは「負けたくない」という思いだと力を込めた。(ハワイ州ホノルル／石井操)