劇的優勝から1年 松山英樹はハイライトを自賛「すごいショットだった」
2023年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/12〜01/15 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
「宮崎に向かいます」? 比嘉一貴は初のマスターズへ準備中
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(10日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
2022年日本ツアーの賞金王に輝いた比嘉一貴に、新年早々うれしいニュースが飛び込んだ。4月6日開幕の海外メジャー「マスターズ」(ジョージア州・オーガスタナショナルGC)に招待され、念願の初出場が決まった。リリースの2日前に大会委員会とリモートで「面会」を行い、「『ここで話すことは2つある』ってまず言われて、まずは(試合に)出る意思はあるかと、もし出る場合はこちらから発信するまで誰にも言わないで欲しいって」。“約束”を守り抜いた。
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「出るっていうだけで連絡が来るのはマスターズぐらい。そのぐらい特別な大会。色んな方から連絡いただきました」。年末に松山英樹と一緒に過ごす時間があり、その時は世界ランキングを上げて出場するルートを思い描いていた。「歴代チャンピオンですし、出られたら練習ラウンドをお願いしますと話をしていた」
出場が決まり、うれしさはこみ上げてきたが、「出るだけで満足していたらダメだなと言う気持ちももちろんある」。綿密な準備をしていくつもりだ。「松山さんにもどういう練習したらいいかとか、どんな準備をしたら…は聞きましたし、(片山)晋呉さんからも『やってもらいたい、おすすめの練習がある』って言ってくださって。(片山がいる)宮崎に向かいます」と明かした。
昨年の国内ツアーの実績でDPワールドツアー(欧州)の出場資格も手にし、「日本ツアーだけだったらいきなりマスターズになっていたかもしれないけど幸い(海外の試合に)出られるので、2月は(欧州の試合に)出て試合勘とかをしっかり。1カ月は調整というか、合宿をしたり、体の調整をしっかり入れてやろうと思っています」。大舞台に向けて時間も限られている。
まずは2020年大会以来3年ぶりとなる今大会に集中する。賞金王のタイトルによる重圧はないが、「僕は感じていなくても周りからは僕のレベルが日本のレベルと意識してしまうのはあるのかなというのはある」。オフを挟んでも「いい状態をキープ出来ているので、前回よりは楽しみですね」と見据えた。通算5オーバーで予選落ちを喫した3年前より、はるかにパワーアップした姿を披露する。(ハワイ州ホノルル/石井操)