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「WGC CA選手権」後の興味深いハナシ

タイガー・ウッズの勝利に終わった「WGC CA選手権」。タイガーの輝かしい功績に新たに記録が刻まれたわけだが、その影では、別の数々の話題が生まれていた。

タイガー・ウッズ記録の数々

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・タイガーのドラール・ゴルフリゾート&スパとの相性の良さは今年も変わらなかった。過去20ラウンドで通算74アンダーのスコアを残している。先週の「WGC CA選手権」最終日の「73」がハイスコア、2005年の「フォード・チャンピオンシップ」で記録した「63」がロースコア。

パー5の1番ホールに関して言えば、20回中18回はイーグルまたはバーディに成功していて、直近の16ラウンドをアンダーパーで回っている。

・タイガーの世界選手権(WGC)での戦績は24戦13勝、2005年のNECインビテーショナル以来は6戦4勝と大舞台での強さを発揮し続けている。WGCでの通算獲得賞金も17,182,500ドル(約20億1000万円)となる。

逆に、3位タイに終わったセルヒオ・ガルシア。「WGC CA選手権」には8戦して6度目のトップ10入りを果たし、今季すでに3度目のトップ10フィニッシュ。堅実というべきか、勝負弱いというべきか…。

ガルシア同様、今季は堅実に上位に顔を出しているのがロバート・アレンビー。今季既に6度目のトップ10入りし、FedExCupポイントランキングでも14位から8位に上昇した。FedExランキングでまだ勝利せずに上位10名に入っているのがアレンビー、ジョン・ロリンズ(5位)、ジェフ・オギルビー(9位)の3名。

・先週の勝利でタイガーは自身初となる同大会6勝目(1999、2002、2003、2005、2006、2007年)を記録。8度の出場でトップ10外のフィニッシュは一度もない。

過去に同大会6勝以上した選手はサム・スニード、ジャック・ニクラウス、アレックス・ロス、ハリー・バードンなどの名プレーヤーたちだ。タイガーの通算56勝はPGAツアー史上5位の数字。4位は62勝を記録したアーノルド・パーマーだ。

片山晋呉、唯一の『快挙』

谷原秀人と共に先週の「WGC CA選手権」に出場した日本のエース、片山晋呉。初日から苦戦が続いたが、最終日出だしの1番でイーグルを奪い、この日の唯一のイーグルを記録した。

大会全体では12個目のイーグルとなったが、最下位の17オーバーでは楽観できる結果ではなかっただろう…。

●最終ホール『8』でもカルカベッキアがマスターズ出場!

今年の「PODS選手権」を優勝したベテラン、マーク・カルカベッキア。「WGC CA選手権」では優勝争いに絡むことはなかったが、来週の「マスターズ」出場をかけて熾烈な争いを演じていた。

「WGC CA選手権」終了時点で、PGAツアーの賞金ランキングトップ10にマスターズ出場権が与えられる。終盤のプレッシャーからか、カルカベッキアは最終ホールで池ポチャを含むダブルパーの「8」。

一方、追いかける立場だった「ホンダクラシック」の覇者、マーク・ウィルソン。カルカベッキアが「8」でホールアウトし通算4オーバー、32位タイでフィニッシュ。ウィルソンは追随するも通算1オーバーの25位。賞金の分配後、カルカベッキアがランキング9位を死守し、ウィルソンが12位で落選となった。

「今まで『8』を叩いた後にこれほど興奮したことはないよ!祝う準備はできているよ」とカルカベッキア。自身17度目のマスターズ出場。今年は地元アリゾナでマスターズウィークを過ごす予定だったが、急遽家族と愛犬までオーガスタに連れて行くと言う。

プロゴルファーであれば誰もが夢見る「マスターズ」の舞台。出ることに意義がある…そう感じている選手も少なくはないのだろう。

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