世界1位復帰をかける最終日となる(Mike Mulholland/Getty Images for The CJ Cup)

◇米国男子◇ザ・CJカップ 3日目（22日）◇コンガリーGC (サウスカロライナ州)◇7655yd（パー71）

ロリー・マキロイ（北アイルランド）が世界ランキング1位への復帰をかけて最終日を戦う。今大会で優勝し、現在ランクトップのスコッティ・シェフラーが2位タイ以下に終わった場合、2年3カ月ぶりに頂点に再び立つことが確実視される中、通算13アンダーの首位で3日目を終えた。

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多くのホールでティが前方に出されたこの日は圧巻の2イーグル3バーディで、ボギーを3つ出しても「67」でまとめた。前半4番（パー5）、6Iでピン右1mに2オンし、後半12番（パー5）は1Wショットで375ydを飛ばした後、再び6Iでの2打目をグリーン左奥にこぼしながらパターでイーグルを奪った。

2012年3月に初めて世界ランクのトップに立ったマキロイは、キャリアで史上4番目に多い、通算106週にわたってその座に就いた。「すべての選手にとって高いランキングにいることは誇りだし、世界1位はもちろん大きな称賛を受けるもので、胸を張るべきこと」

最後に1位にいたのは2020年7月。その約1カ月後に第一子の長女ポピー・ケネディちゃんが生まれた。「もう一度、自分自身にチャンスを与えられたことが誇らしい。前回1位だったのはコロナ禍のロックダウンから開けた直後だった。それから僕のゴルフ、人生も大きく変わった」と、公私にわたって忙しい2年間を過ごしてきた。

シェフラーはイーブンパーの47位と低迷している。カウントダウンが始まったようで、後続にはジョン・ラーム（スペイン）をはじめ実力者も多い。「あしたは目標スコアを出すことが求められる。それだけに集中して、トロフィーを獲得して、世界ランク1位に戻ることができたらいい。でも僕にできることは良いスコアを出すことだけなんだ」とマキロイ。大会連覇だけを目指して18ホールをプレーする。（サウスカロライナ州リッジランド／桂川洋一）