2022年 ZOZOチャンピオンシップ
期間:10/13〜10/16 場所:アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)
小平智は新ドライバーに「曲がらない」 恩返しのトップ10入りへ
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(15日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)
小平智が通算5アンダーの26位で最終日に臨む。「この3日間はあまり浮き沈みのないゴルフができている。大ケガもないし、ピンチというピンチもない。落ち着いてできていると思う」と冷静に振り返った。
<< 下に続く >>
スタートの1番をバーディ発進とすると、8番まではスコアカードにパーが並ぶ安定したゴルフを展開。9、12番でボギーをたたいたが、パー5の14番でスコアを伸ばし、上がりの18番(パー5)でも2オン2パットのバーディ締めで、3バーディ、2ボギー「69」のアンダーパーとした。
9月の国内ツアー「パナソニックオープン」で10位、続く「バンテリン東海クラシック」では今季最高の5位に入った。今年で4回目の開催となる「ZOZO」だが、小平は4年連続出場の“皆勤賞”。習志野でのプレーは3回目とコースも熟知している。
「コースを知っているのもあるし、今年はそんなに調子も悪くない。いつも(「ZOZO」の時)は調子が良くなかったけど、上向きの状態でここに入れているので不安もない。自分に期待できている」と話す。
先週から使い始めた1W「タイトリスト TSR2」も好調の要因の一つ。「全然曲がらない。大きなケガにもならないのでダボもないのかな」とフェアウェイキープ率は69%を記録した。2021年の末から続けているスイング改造の効果も実感。ギアとスイングがかみ合い始めている。
この日は、14日に下部ツアー「ディライトワークス JGTOファイナル」を制して逆転で賞金王に輝いた大堀裕次郎も応援に駆けつけ、ロープの外から小平のプレーを見守った。
「優勝と賞金王おめでとうと伝えました。後輩ですけど、友達みたいな感覚でやっている。アメリカに友達もいなくて寂しい時に来てくれたので恩もある。今夜のご飯の誘いは断られたんですけど」と苦笑いを見せた。
今週は主催者推薦での出場。「推薦で出させていただいているので、できるだけ上に行ってZOZOさんに恩返ししたい」。PGAツアーでは今季初のトップ10入りへ意気込んだ。(千葉県印西市/内山孝志朗)