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習志野のパー3を攻略 “人気者”リッキー・ファウラー首位浮上

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 2日目(14日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

「GO リッキー!!」と多くのギャラリーが声援を送る。日本でもその人気はトップクラスだ。6位から出たリッキー・ファウラーがノーボギーの7バーディ「63」をマーク、アンドリュー・パットナムと並んで通算10アンダーの首位タイに浮上した。

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前半の13番、この日最初のパー3でバーディを奪って流れに乗ると、17、18番を連続で獲って前半を「33」で折り返す。後半も2、3番でこの日2度目の連続バーディを奪うと、7番(パー3/167yd)ではティショットを1.5mにつけて、強烈なフックラインを見事に読み切った。8番では13mのバーディパットを流し込み、上がりの9番は2オン2パットの危なげないパーで締めくくった。

「ノーボギーで回っていたことはあまり意識していなかった。集中を切らさず、目の前のことだけを見てやり切れたのがよかったんだと思う。無傷のスコアカードはやっぱりうれしい」と笑顔を見せた。

習志野の18ホール中パー3は5つ。2ラウンドを通して7バーディ、1ボギーの6アンダーと見事に攻略した。「今週はパー3がうまくプレーできている。ここのパー3はチャンスホールではないので、スコアを伸ばせるのは大きい」と手応えをにじませる。

取材対応を終えたあとは、サイン待ちの長蛇の列に丁寧に対応。大人だけでなく、子どもからもその人気は絶大で、腰をかがめながら笑顔で写真撮影に応じた。一度はその場を離れたが、すぐに戻ってきて熱心にペンを走らせ続けるなど、プレーでもサービスでも、日本のゴルフファンの心をガッチリつかんでいる。

首位で36ホールを終えたのは、2020年1月「ザ・アメリカンエキスプレス」以来、およそ2年半ぶり。「あしたはコースも乾くだろうから楽しんでプレーしたい。ここではドライバーショットの精度が重要となる。この2日間はしっかりマネジメントできていたけど、さらに調整して磨きをかけていきたい。なるべくフェアウェイからプレーできたらいい」

母方の祖父が日系2世と日本にゆかりのある33歳。2019年「WMフェニックスオープン」以来のPGAツアー6勝目へ期待がかかる。(千葉県印西市/内山孝志朗)

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