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2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース

予選落ちして分かった「ゴルフの聖地」の脅威と面白さ

◇メジャー第4戦◇全英オープン 2日目(15日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

練習ラウンドでは分からなかったことが「ゴルフの聖地」にはゴロゴロ転がっていた―。日本勢7人が出場し、決勝ラウンドに進んだのは2人だけ。セントアンドリュースとは一体どんなゴルフコースだったのか。

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繰り上がりから急きょ出場を果たし、初日から「75」「73」の通算4オーバー117位で終えた星野陸也は「せっかくのチャンスを生かしたかったが、生かしきれなかった」とまずは反省の弁。練習ラウンドと違って本番で厳しかったひとつがピンポジションだという。

フェアウェイはもちろんだが、グリーンもリンクス特有の強烈なうねりがある。今季3戦目のメジャーだった星野が驚いたのは「段の傾斜の頂上に(カップを)切ってあったりする」こと。

通算5オーバー125位に終わった比嘉一貴は「こういうメジャーになるとピンポジションもすごく厳しくて、そこでやっぱりバーディチャンスを決められないとなると流れも悪くなるし。それでボギーが出て続いてしまう」と話した。「メンタル的にまだまだ」と分かっただけでも収穫だったという。

フェアウェイの硬さも脅威だったようで「ここに落とせばいいかな、というところよりも少し飛んでいたり、その後のランも予想以上にはねたりとか。そこで止める技術も必要なんだと思った」。

初日「80」をたたいて2日目はイーブンパーと挽回できず、通算8オーバー146位の惨敗だった今平周吾は「距離は短いが、その分グリーン周りとかがすごく難しかったと改めて感じた」と本番で感じたコースの印象を振り返る。

それでも皆が皆、「楽しい」「面白い」という理由を星野は「自然がつくったゴルフコースで、ゴルフの技術とか自分たちの『勘』がすべて試されるから」と言い、再挑戦を誓っていた。(スコットランド・セントアンドリュース/清野邦彦)

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