「全英オープン」組み合わせ&スタート時刻
2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース
松山英樹 3年ぶり8回目の全英「いい戦いができるように」
◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前(12日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)
2019年大会以来3年ぶりの「全英オープン」に臨む松山英樹は、今年で8回目の出場となる。節目の150回大会とあって周辺は“お祭り”ムードが漂うが、7年ぶりのセントアンドリュースは「変わってないですね」と会場の雰囲気を冷静にとらえる。
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前回当地で行われた15年大会は悪天候による中断の影響で史上27年ぶりの月曜決着となり、18位で終えた。北海が望めるスコットランド東部でのプレーは強風との闘いを強いられるのは必至だ。開幕2日目もギャラリーの帽子が飛ばされるほどの風が吹いたが、「これぐらいだったら吹いているうちには入らないと思います」と言う。暴風の中でプレーをした前週「ジェネシス・スコットランドオープン」(予選落ち)での経験も踏まえた感触だ。
風によって難しくなるのは番手選び。読み間違えて口を開けて待つポットバンカーに入れてしまおうものなら、一気にスコアを落としかねない。「何で打ったらいいのか分からないというホールも3カ所くらいあるかな」と言い、状況に合わせて最善の手を打つ覚悟をにじませる。
同コースでの15年大会第2ラウンドでは、途中で中断を挟んだとはいえ「66」でプレーした。1番から4番まで連続バーディを奪ってスコアを伸ばし続け、14ホールで8バーディという猛チャージをかけて4打差10位に駆け上がった。当時の記憶は鮮明に残っており、再現するべく「いいプレーができたらなと思います」と期待を込める。
フェアウェイは狭いもののラフは比較的浅めで、スコアが伸びると予想される。コブのような波打つ傾斜でショットの距離感も難しいとあって、前日までの練習ラウンドでは花道からパターでグリーンにのせたり、転がして攻めていったりと、プレーに幅を持たせていた。
初日は風向きが変わりやすい時間帯でもある午前10時20分(日本時間14日午後6時20分)のティオフ。「しっかりと、いい戦いができるようにしたい」。2つ目のメジャー制覇に向けて強い思いを示した。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)