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トラブル続きの川村昌弘は逆境にもめげず「ここからが本番」

◇欧米共催◇ジェネシス・スコットランドオープン 事前(5日)◇ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7237yd(パー70)

主戦場を欧州ツアーに移して4シーズン目となる川村昌弘は2022年、トラブル続きで苦労が多い。南アフリカでの強盗被害から始まり、前週の過酷な移動とタフな生活を強いられてきたが、予選落ちした前週大会の週末を休息に充ててリフレッシュした。

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周囲も引くほどの恐怖体験を明るく話すが、ダメージがないわけではない。長年愛用してきたクラブを手放し、「イチからのスタート」を余儀なくさせらながらも調整の日々を過ごしている。「難しい年にはなっているけど、ツアー的にはここからが本番みたいなもの。大きい試合が続いていく」

今大会は4年連続4回目の出場で、過去いずれも予選を通過している。最高位は2019年大会の55位で、例年2ケタ以上となる優勝争いには食い込めていないが、コースの変更内容がすぐに分かるほどの知識は身につけている。節目となる40回目のナショナルオープンで成績を残せれば、翌週に控える海外メジャー「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース)につながる。

「自分のゴルフが高い目標を言えるほど完成していない感じはあるけど、いつ、どこで、何が起きるかゴルフは分からないし、調子が悪くてもスコアは良かったり、その逆もあるスポーツ。意気込み過ぎずに、でも諦めずにいつも通りやれればなと思います」。乗り越えてきた逆境をバネに、静かな闘志を燃やした。(スコットランド・ノースバーウィック/石井操)

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2022年 ジェネシス・スコットランドオープン



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