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2022年 AT&Tバイロン・ネルソン
期間:05/12〜05/15 場所:TPCクレイグランチ(テキサス州)

勝負のパットがカップをクルリ 小平智は1打届かず

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 2日目(13日)◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd(パー72)

最終18番、小平智は思わず天を仰いだ。週末の切符を手繰り寄せるはずだった2mのバーディパットがカップの縁を1周するようにして外れた。通算4アンダー85位。カットラインに1打及ばなかった。

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予選通過圏内で迎えた上がり4ホールはグリーン上に泣かされた。1mがカップに蹴られた15番(パー3)のボギーでカットラインまで後退すると、16番も手応えを残した3.5mのパーパットが外れた。

「最後は(カップに)なめられましたし、15番も完璧なところに打ったんですけど…16、17も思ったところには打っているんですけど…」。開幕前日に決まった滑り込み出場で事前の練習ラウンドもできていなかった。カップ付近の微妙な傾斜といった情報量の差は、ハイレベルな戦いほど結果に表れてくる。折り返しの9番(パー5)でイーグルを奪い、後半も出だし4ホールで3バーディ。一気に順位を上げていた中で悔しいフィニッシュとなった。

次戦は2週後の下部コーンフェリーツアー「NV5インビテーショナル」(イリノイ州ザ・グレンクラブ)を予定。フィールドの大きさなどにも影響されるため、次にPGAツアーの出場機会が巡ってくるのは「RBCカナディアンオープン」(6月9日~/カナダ・セントジョージズG&CC)が候補となりそう。同週の6日(月)には、やはりカナダで開催されるメジャー「全米オープン」の最終予選会をスケジュールに組み込むことも考えている。

流動的な日程にも下を向くことはない。「それも経験なので。自分が招いた結果ですし、(枠が下りてきたときに)PGAにこうやって出られるだけでもありがたい。コーンフェリーの試合もあることで、自分の中でいろいろ取り組めますから」。うまくなるため、はい上がるため、目の前の戦いに全力を尽くしていく。(テキサス州マッキニー/亀山泰宏)

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