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2022年 AT&Tバイロン・ネルソン
期間:05/12〜05/15 場所:TPCクレイグランチ(テキサス州)

開幕前日に滑り込み 小平智はぶっつけ本番でも「運が良かった」

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 初日(12日)◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd(パー72)

繰り上がり出場の吉報が届いた開幕前日の午前8時頃、小平智は1200㎞以上離れたテネシー州ノックスビルにいた。

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前週時点では「ウェーティングの5番手か6番手くらい」。1月「ザ・アメリカンエキスプレス」では、今大会より上の順番にいても出場権が巡ってこなかった。同週開催の下部コーンフェリーツアー「ヴィジット・ノックスビルオープン」(テネシー州ホルストン・ヒルズCC)出場に気持ちを切り替えつつあった中、トーナメントウィークに入って欠場者が相次いだ。

ノックスビルからテキサス州ダラスまで直行便が出ていたことも幸いだった。11日(水)のうちにコースでレジスト(出場登録)を済ませる必要があり、念のため確保していた飛行機の時間を早めて移動。事前の練習ラウンドは一切できない状況でも、「チャンスが下りてきたら、そりゃあ、こっちに出ますよ。去年出た(13位)ことがあるコースだったのも運が良かった」と迷うはずもなかった。

午前7時34分と早朝のスタートは、いきなり10番でグリーン奥からチップイン。続く11番も7m超を流し込み、2連続バーディ。最高のスタートを切ったが、その後は「グリーンの感じをつかむのが難しかった」と下部ツアー会場とは異なる芝質に惑わされた。最終9番(パー5)はアゲンストの風の中でギリギリを狙ったショットが手前の土手を越えずボギーフィニッシュ。1アンダー79位で初日を終えた。

タフなスケジュールに加え、午後組の2日目は照り付ける強烈な日差しも体力を奪ってきそうだが、「(2週前に)メキシコに行って慣れてるんで大丈夫です。太陽に一番近いんじゃないかってくらい“鬼アツ”でしたから(笑)」。限定的な出場資格からシード返り咲きを目指す32歳はたくましい。(テキサス州マッキニー/亀山泰宏)

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