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2022年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

マキロイはオーガスタ最高2位 モリカワと連続チップイン締めに狂喜乱舞

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)

最終組がアーメンコーナーのプレーを終えようかというタイミング、最終18番から特大の歓声が上がった。ロリー・マキロイ(北アイルランド)がガードバンカーからピンより大きく右へ打ち出したボールは傾斜に乗って弧を描き、カップへ吸い込まれた。思わずクラブを放り出し、優勝したかのように大喜び。パトロンも総立ちになった。

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劇場はまだ終わらない。同組のコリン・モリカワが同じバンカーから、今度は直線的にピンを狙って流し込むチップインバーディ。豪華な2サムのペアリングが派手にマスターズウィークを締めくくった。

「18番であんな歓声を聞いたのは初めて。最高にクールな瞬間だった」と興奮気味のマキロイ。生涯グランドスラムへの挑戦が2023年以降へ持ち越しとなっても、最終日の大会ベストスコアに並ぶ「64」、14回目の出場で自己最高の2位フィニッシュの喜びが勝る。「自分にこれ以上を求めることはできない。(グランドスラムは)また来年、頑張るよ」

首位のスコッティ・シェフラーとは10打差で迎えた最終日。「木曜日(初日)にはできない、やりたいことを全てやった」という超攻撃的なプレーで果敢にピンを狙い続けた。左に曲げた7番では地をはうような弾道で目の前の木をかわし、ガードバンカーのわずかな隙間となる花道を転がしてグリーン奥のカラーまでに届かせるスーパーリカバリー。パターで10mを流し込むバーディを決めた。

後半13番(パー5)はモリカワと2人そろってイーグルを奪取。「コリンはいいヤツだ。ライバルであり、友人でもある。最高のペアリングで良いプレーができた」。猛チャージでもシェフラーの背中は遠かったが「メジャーのベストラウンドのひとつと言える。来年のマスターズ、残りのシーズンに自信を与えてくれるものだ。きょうほど満足してオーガスタから帰ったことはないと思うよ」と確かな手応えがにじむ。

「67」のモリカワも3回目の出場で初のトップ10入りとなる4アンダー5位。フェードを持ち球とするが、過去2大会では“ドローヒッター有利”の定説を意識しすぎていたと振り返る。「“コリンのゴルフ”ができた。このスタイルでも、ここで勝つことは可能だと思う」。こちらもオーガスタ攻略へ自信をつかんだ様子だった。

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