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2022年 ジェネシス招待
期間:02/17〜02/20 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)

ウッズの祝福に感激 ニーマンは“一人旅”「自分との闘い」に勝った

◇米国男子◇ジェネシス招待 最終日(20日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

過ぎていく時間がいつもより遅い。ウォーミングアップの時間も「2、3時間に感じた」。初日から3日続けて大会最少ストロークを更新し続けた23歳は、重圧を確かに背負っていた。苦労の末に勝ち取ったPGAツアー2勝目。フィナーレで幼い頃からのヒーローが出迎えてくれたからこそ、喜びもひとしおだった。

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後続に2打差をつけて最終日をティオフしたホアキン・ニーマン(チリ)は、前日までの3日間で4アンダーだった出だし1番でパーどまり。スコアが動いたのは7番、パーオンしてから痛恨の3パットで一歩後退した。

「7番でボギーをたたいた後、8番で良いドライバーショットを打たなければいけなかった」というプレッシャーに打ち勝ち、続くホールの第1打で確実にフェアウェイへ。今週好調だったウェッジでの残り107ydの2打目をピンそばにつけ、バウンスバックに成功。すると落ち着きを取り戻し、後半11番(パー5)ではグリーン手前からチップインイーグルを奪い、終盤は再び優勢にゲームを進めた。

「71」とスコアを伸ばせないまま通算19アンダー。大会最少ストロークに1打届かなかったが、「今週はとにかく勝ちたいと思っていたのがこれまでとの違い。今週ほど自分を信じていない試合がこれまでにいくつもあった」と胸を張る。「木曜日、金曜日は間違いなく最高のプレーをした。週末が難しくなることは分かっていた。自分との闘いだった」。1969年のチャーリー・シフォード以来、大会史上4人目の完全優勝を遂げた。

同郷のミト・ペレイラをはじめ、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)、カルロス・オルティス(メキシコ)、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)といった南米勢から祝福され、表彰式には大会ホストのタイガー・ウッズと隣に並んだ。

昨年2月の自動車事故から約1年。復帰への見通しはたっていないが、ウッズは同じ現実を生きている。「僕のアイドルのひとりでずっと彼をテレビで観てきた。コースでトロフィをもらえるなんて特別だ」。2019年以来のタイトルはこれからも忘れようがない。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)

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