「ジェネシス招待」初日リーダーボード
2022年 ジェネシス招待
期間:02/17〜02/20 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
フェアウェイキープは今季最低 松山英樹「自分の状態」
◇米国男子◇ジェネシス招待 初日(17日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
8アンダー首位のホアキン・ニーマン(チリ)を除けば、リーダーボードの上位は軒並み早朝にスタートした選手たち。午後組の多くのタレントが苦しんだ第1ラウンドで、午前11時59分スタートの松山英樹も出遅れた。
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この日の平均スコアは「4.16」、難度が最も低い開始1番(パー5)でバーディ発進してからは、ビッグチャンスが少ない展開になった。2番、3番と5m以内を決めきれずパーで終えると、ロングパットを多く打たされた。
ティショットがまとまらず、後半に入ると乱れが顕著になった。12番で1Wショットを左に曲げて最初のボギー。さらに3パットした14番(パー3)から2連続ボギーで90位台に落ち込んだ。フェアウェイキープは4回で、1ラウンドの成功数はシーズンワースト。狭さやトリッキーな形状を加味しても「自分の状態です」と断じた。
同じ組のロリー・マキロイ(北アイルランド)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)も精彩を欠き、大ギャラリーを引き連れたロープの中は停滞ムードだった。松山はスコアを伸ばしたいインコースのパー5、11番と17番では2打目がいずれも大きく右サイドに曲がってパーどまり。今季2勝した「ZOZOチャンピオンシップ」、「ソニーオープンinハワイ」で試合を決定づけたフェアウェイウッドでのショットも鳴りを潜めた。
前年までの過去7大会すべて初日はイーブンパー以下で乗り切ってきたが、2バーディ、3ボギーの「72」で1オーバー。トップとは9打差の77位と予選通過圏外での滑り出しになった。
日没までに急いで行った居残り練習では、クラブと体の動きを丁寧に確認。その後のパッティンググリーンでも表情はさえない。午前7時24分(日本時間19日午前0時24分)の2日目ティオフに向け、懸命に備えた。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)