松山英樹は30位で終えた(Donald Miralle/Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 最終日（29日）◇トリーパインズGC サウスコース (カリフォルニア州)◇7765yd（パー72）

サウスコースで記録した「68」は、2019年大会にマークした「66」（2日目）、「67」（最終日）に次ぐ自身の好スコア。締めくくりとしては悪くなさそうで、松山英樹は足早に会場を去った。57位の下位スタートから通算8アンダー30位で終えても表情に不満を募らせた。

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2日続けて“裏街道”のインスタートとなり、序盤からグリーン上で苦しんだ。11番（パー3）、12番で4m前後を外し、直前のアイアンショットを好結果につなげられない。前日は1ボギーの「73」。15番で24ホールぶりに記録したバーディは、グリーン奥からのチップインだった。

17番で第2打をピンそば30㎝につけて“お先”のバーディを決めると、続く18番（パー5）では右サイドのフェアウェイバンカーから5Wで池越えの2オンに成功。2パットで2連続にしたが、ただよった加速ムードは直後にしぼんだ。この日は1Wを「ダンロップ スリクソン ZX7」から、「ZX5」にスイッチ。320yd先の狭いフェアウェイを捕らえた2番、1.5mのチャンスから3パットでまさかのボギーにし、肩を落とした。

終盤のパー5（6番、9番）をしっかりバーディにして、ここ3大会では最高位を確保したが、慰めにはならない。次戦は2週後の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」（アリゾナ州TPCスコッツデール）を予定。2016年から2連覇したゲームで元気な声を響かせたい。（カリフォルニア州ラ・ホヤ／桂川洋一）