「セントリートーナメントofチャンピオンズ」初日スコア
2022年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/06〜01/09 場所:カパルアリゾート・プランテーションコース(ハワイ州)
4カ月ぶりのPGAツアー ラームが見せる父の顔と世界1位の自覚
◇米国男子◇セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)
世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)が首位に1打差の7アンダーで回り、チャンピオンのみが集う大会で好スタートを切った。
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昨シーズンは新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで、後続に6打差の首位で最終日を迎えるはずだった「ザ・メモリアルトーナメント」を棄権。2度目の陽性で「東京五輪」にも出場できず、歯がゆい思いをした。一方で4月に長男となるケパ君が生まれ、6月「全米オープン」で初めてのメジャー制覇。出場22試合でトップ10を15回マークするなど強さを誇示した。
21-22年シーズン開幕戦となった昨年9月「フォーティネット選手権」以来のPGAツアー出場。その翌週の「ライダーカップ」を終えると、「父親として、夫として、妻と息子のそばにいる時間が欲しかった」と母国に帰国していた。
10月にスペインで開催された欧州ツアー2試合に参戦した以外は家族と過ごす時間を最優先。「帰国して、すぐ妻に『もっと(息子に)関わりたい。お手伝いしたい』と伝えた」。年末までの2カ月間はお風呂をともにし、夜泣きで目覚める息子に寄り添って過ごしたという。「息子の世話をすることが、本当に、本当に、本当に楽しかった」
そんな中でもトレーニングは欠かさずにやってきた。世界のトップランカーとして、「過去にどんなプレーをしてきたかによるもので、この位置に留まりたいのであれば、そのレベルでプレーをし続け、より良くなろうと努力しなければならない」と自覚がにじむ。
契約するキャロウェイが新たに発表した1Wを投入するなどバッグの中身を替えたなかで、7バーディ、ボギーなしの「66」。年明け初ラウンドを好スコアで終えたことにホッとした様子もみせる。今年で5度目となる今大会。初出場した2018年には2位に入ったものの、優勝したダスティン・ジョンソンに8打差つけられた。リベンジに向けて好調な滑り出しを見せた。(ハワイ州カパルア/石井操)