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「トリンゲール」ではなく「トリンガーリ」 松山追う1番手はどんな選手?

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(23日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7041yd(パー70)

「Tringale」のラストネームは米国でも散々「トリンゲール」と間違えられてきたそうだ。イタリア系の名前で、「トリンガーリ」と発音するのが正解だと教えてくれたのは両親だった。そんなキャメロン・トリンガーリが通算9アンダーで首位の松山英樹と1打差2位。日本でPGAツアー初優勝のチャンスが訪れた。

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若手時代には1歳下のリッキー・ファウラーと一緒に家を借りて住んでいたこともある。アマチュア版ライダーカップともされる「ウォーカーカップ」でともに米国代表として戦った後輩からの申し出を快諾した形だったとか。ルームメイトがPGAツアー屈指の人気選手となった一方、キャリアで3度の2位はあったが、ここまでタイトルには届いていない。2017、18年は2年続けてフェデックスカップランキング125位を逃しながら、入れ替え戦でツアーカードを確保してきた34歳だ。

1番でバーディ発進して同じ最終組の松山に並んだと思いきや、直後の2番でボギー。5番(パー3)でも池に落としてボギーを喫したが、7番(パー3)、11番とロングパットを流し込んで食らいついた。最終18番(パー5)も花道からピッタリ寄せてバーディフィニッシュで「68」としてスタート時と同じ首位と1ストローク差をキープ。「風が強くてトリッキーだったし、グリーンも速くて、簡単な一日ではなかった。2アンダーはとても良いスコア。きょうは満足しているよ」とうなずいた。

ティショットなど1打1打に拍手を送る日本のファンに対し、律儀に手を挙げて応える姿が印象的。「ファンのみんなが選手をリスペクトしてくれていて、とても楽しんでくれていると感じる。だから僕もお返しじゃないけど、ここにいることを楽しんでいると伝えたいと思っているんだ」。笑顔を絶やさず、日本のエースとの最終日最終組対決に挑む。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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