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来日は開幕前日 パトリック・リードは4ホール“見ただけ”で3アンダー

東京五輪 男子初日(29日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

新型コロナウイルス陽性となったブライソン・デシャンボーに代わって、急きょ東京五輪への出場が決まった米国代表のパトリック・リード。開幕前日に来日し、初ラウンドとなった大会初日に、3アンダー12位と上々のスタートを決めてみせた。

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28日(水)の日没直前にコースに着いて、上がり4ホールだけをカートに乗って見て回れたという。「序盤はアドレナリンのおかげで良いプレーができた」と、この日は前半だけで3バーディ。「体調は思ったよりも悪くなかった」と、中断をはさんだ長い一日を乗り切った。

リードが五輪出場の可能性を知ったのは、前週のPGAツアー「3Mオープン」の第3ラウンドを終えたとき。それから、PCR検査や必要な書類を整えるために、26日(月)は35分の睡眠だけで、ほぼ徹夜で準備。27日(火)早朝の飛行機に乗り込んで、東京へやってきた。「おかげで、飛行機ではぐっすり眠れたし、昨晩もよく眠れた。(コースを知らなくて)何度かミスしちゃいけないところに打ってしまったけど、スイングにはほぼ問題はなかったよ」と振り返った。

ジャスティン・トーマスザンダー・シャウフェレコリン・モリカワらチームメイトからの助けもあったというが、それぞれ飛距離や持ち球、スピン量も違うからすべてを頼れるわけではない。「でも、フェアウェイから数ホール打てれば、グリーンがどう反応するか(跳ねるか、止まるか等)分かるし、狙うべきピンも分かる。とても簡単なことだよ」と、「マスターズ」優勝経験もある世界ランク12位はたくましかった。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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