「全英オープン」テレビ放送予定
2021年 全英オープン
期間:07/15〜07/18 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)
松山英樹とメジャー競演お預けも…木下稜介はジムで遭遇の“世界一”に興奮
◇メジャー第6戦◇全英オープン 事前(12日)◇ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)◇7189yd(パー70)
昨年1月の「SMBCシンガポールオープン」で初の海外メジャー切符を勝ち取った木下稜介。コロナ禍の中止で持ち越された出場資格のまま乗り込んできたが、1年の間にツアー初優勝からの2連勝と殻を破って海を渡ることに成功した。
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前週末からスタートした練習ラウンドは、月曜日にイン9ホールを回って早くも合計2ラウンド。渡英前から警戒していたグリーンの「重さ」が想像以上だった。
エースであるオデッセイ トライホット ♯3 iX パターのプロトタイプだけでなく、スコッティキャメロンのピン型パター投入も視野に入れる。「エースよりも硬い分、楽に“飛んでくれる”。あのパターを替えない谷口(徹)さんが全英でキャメロンのピンタイプにしていたのを思い出して、理由が分かる気がしました」
学びと刺激にあふれた大舞台。広大なフィットネスカーの設備に感動していると、今度は世界ランキング1位ダスティン・ジョンソンのハードトレーニングに目が釘付けになった。「テンション上がって、僕もつられて、やりすぎちゃいましたよ」と冗談めかす表情から充実感がにじむ。
このフィールドに同学年の松山英樹の名前がないことだけが口惜しい。「マスターズで優勝した英樹に会うのも楽しみでしたし、一緒に戦いたかった思いもあるけど、彼にはオリンピックもある。そのためにしっかりと体を休めて頑張ってほしい。僕も、同じ日本人として頑張ります」。メジャーでの競演は来年以降に持ち越しとなったが、「英樹は(マスターズ優勝者として)無条件で出られますから。こちらが(出場権獲得へ)必死に頑張るだけですね(笑)」。離れていても、大きな背中からモチベーションを受け取っている。(イングランド・サンドウィッチ/亀山泰宏)