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2021年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

4年ぶりイーグル奪取 松山英樹が2位発進「17番以外は良いプレー」

◇メジャー第3戦◇マスターズ 初日(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7475yd(パー72)

10度目のオーガスタで、松山英樹が自己ベストとなるスタートを決めた。1イーグル2バーディ、1ボギーの3アンダー「69」。4月開催の初日では自身初の60台で、昨年大会の10位を上回り、首位と4打差2位の最高位発進とした。

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「ここまでグリーンが硬くて、速いことは初めてなので、ちょっと戸惑いはあった」という松山。だが、2番(パー5)で1Wショットを左の林に打ち込みながら6mを沈めてバーディとすると、4番(パー3)で2m、5番はバンカーから3m、グリーンをこぼした6番(パー3)も3mにつけたパーパットをしぶとく沈めて流れを作った。

8番(パー5)はアイアンで2オンに成功して7.5mを沈め、オーガスタで17年(3R/15番)以来4年ぶりとなるイーグル奪取。「9番(グリーン)とかは、びっくりするくらい乾いていて、ボールが止まるのが不思議なくらい」という厳しいコンディションも、精度の高いアイアンショットでパーオン率は72.2%(13/18)と全体5位。芝が薄く茶色掛かったグリーンを慎重に攻略していった。

「(3パットした)17番以外は良いプレーができたかなと思う」と、最終18番もグリーン手前バンカーから1.5mに寄せてパーセーブ。グリーンを外した5ホールでは100%のスクランブル率(パーセーブ)を記録。この日100%だったのは、ウェブ・シンプソンと松山の2人だけだった。

梶谷翼に刺激

ホールアウト後、海外メディアから「オーガスタ女子アマ」を制した梶谷翼の話を振られると「試合をしていてあまり見られなかったのが残念だけど、彼女は本当にすごいことをやったと思うし、僕もそれに続けるように頑張りたい」と答えた松山。日本人女子が初めてオーガスタを制したが、日本人初の4大メジャー制覇の偉業はまだ残されている。

「マスターズ」では、これで8ラウンド連続オーバーパーを打っていない。「セカンドショットの置き場所がすごく大事。しっかりマネジメントしないといけない」と気を引き締めて、1打ずつ、1ラウンドずつを積み上げていく。

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