「マスターズ」の前週大会に松山英樹、小平智が出場
2021年 バレロテキサスオープン
期間:04/01〜04/04 場所:TPCサンアントニオ(AT&Tオークス)(テキサス州)
松山英樹は試行錯誤続く 次週「マスターズ」は頭に「ゼロです」
◇米国男子◇バレロテキサスオープン 事前(30日)◇TPCサンアントニオ(テキサス州)◇7494yd(パー72)
松山英樹は今年、「マスターズ」の前に実戦を重ねる。オーガスタナショナルGCでのプレーが3連戦目になるのはキャリアで初めて。節目の10回目の出場を翌週に控えたいま、そのメジャーのことは頭に「ゼロです」と言う。
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前週の「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」をグループリーグで敗退し、週末に約1時間半の運転を経て今週の会場に入った。初めてプレーする18ホールを30日(火)までにチェックし「タイトなホールも何カ所かあって、ティショットから大事になってくる。グリーンの横幅が狭いホールが多いので、そこがキーポイントになる」と話したが、自身の状態を上げることに必死だ。
「最悪です」と表現した前週のショット、パットについて「何も変わっていない。今は(本戦だけでなく)練習でもできてない」と今週も自分を厳しく評価した。クラブ調整が目立つのはパターくらいで、トップからダウンスイングの軌道を何度も確かめながらクラブを振るシーンが続く。
25位の世界ランキングはフィールドで4番目ながらPGAツアーのパワーランキング(優勝者予想)にも名前はない。「予選通過くらいは最低でもしたい。そこを目指しながら、自分のやっていることを出せたら」。直近2大会で残れなかった土日のラウンドをまず目指す。
この2日間は日没間際の午後7時半頃まで懸命に打ち込みを続けてきた。コース内に選手用のホテルがある環境だ。初日のフィル・ミケルソン、マット・クーチャーとのティオフ時刻は午後1時4分。もがく時間はたっぷりある。(テキサス州サンアントニオ/桂川洋一)