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松山英樹「最悪」でも圧勝締め 次週出場でマスターズへ最終調整

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 3日目(26日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

グループリーグ敗退が決まっていた松山英樹が最終マッチで意地を見せた。世界ランキング10位のパトリック・カントレーを4&2(2ホール残して4アップ)で破り、1勝2敗で終戦。次週、初参戦する「バレロテキサスオープン」で翌週のメジャー「マスターズ」への最終調整を図る。

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一度もリードを奪えないまま進行した前日までの2マッチとは違い、この日は優位に展開した。1番でフェアウェイバンカーからの2打目をピンそば1m以内につけるなど、出だし3ホールで3アップ。7番(パー3)ではカラーから先に6mのパットを沈めてバーディを奪うなど相手に付け入る隙を与えなかった。

13番までに5アップとしてドーミーホールが続いた終盤。16番(パー5)、残り32ydからの第3打をウェッジでカップに沈めるイーグルで、2018年に敗れていたカントレーを振り切った。

「頑張ったかなという感じです。ラッキーで3つ取れたんで、最後までリードを保つことができて良かった」。たまったうっ憤を晴らしたかのようで、表情は硬い。試行錯誤を続けているショット、パットの状態を「最悪です。きのうまでと変わっていない」と語った。ドライビングレンジ、パッティンググリーン。理想と現実との狭間で思うようにいかないフラストレーションと戦う様子の毎日だ。

次週の出場を決めた。会場のTPCサンアントニオは松山にとって未知のコース。4月の「マスターズ」前週にプレーすること、3連戦とすることはキャリアで初めてになる(11月開催となった昨年は「ビビント ヒューストンオープン」に出場)。

「(前週の)オフで良い感じで練習できていたのに試合になると崩れてしまう。オフにするよりは良いかなと」と、今は実戦のラウンドを重ねたい気持ち。「疲れ? そんなこと、メジャー前なので言っていられない」。残された時間で兆しを探し続ける。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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