小平智は男子プロの大堀裕次郎をスポットキャディに起用※撮影は大会2日目(Jared C. Tilton/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ホンダクラシック 3日目（20日）◇PGAナショナル（フロリダ州）◇7125yd（パー70）

カットライン上で予選を通過した小平智は4バーディ、5ボギーの「72」で回り、通算2オーバーにスコアを落とした。前半7番（パー3）までに4ボギーと苦しい滑り出しから、中盤以降で盛り返し。順位は3つ上がり55位で最終日を迎える。

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スタートの3ホールは小平にとって「立ちづらい」ティイングエリアが続く。第1打が狙いよりも右に出るミスから1、2番と連続ボギーをたたいた。「流れが悪くて。パットも思ったところに打てても、なかなか入ってくれずもどかしい感じだった」と出足は鈍かった。

8mが決まった8番で最初のバーディを奪い、バックナインで気持ちを一新した。今大会は3月に合宿がてら米国で一緒に練習してきた大堀裕次郎をキャディにスポット起用。「楽しい話で切り替えさせてくれたので、後半になんとか少し戻って来られた。」。11番から2連続バーディ。池が絡む、難関の連続する3ホール“ベアトラップ”は最初の15番（パー3）でバーディを奪い、1アンダーで切り抜けた。

「（会場に展示されている）車が欲しくて。『クルマ、クルマ』って思いながら打ったのが結果的に良かった」とピンそば3mにつけた15番の第1打を“解説”。「際どいラインをキャディが読んでくれて入った。良かったです」と浴びせられる歓声も喜んだ。

パー5の最終18番をパーどまりとしたのが悔しそう。「あしたもきょうみたいな感じで終わりたい。最後（18番）も取りたい。こうすんなりと終わりたい」。難しいコースでのロースコアは一気に上位進出も期待できる。