【GDO EYE】トム・ワトソンから大会関係者に「感謝している」
2009年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:ターンベリー(スコットランド)
ワトソンが証明する60歳ゴルファーの力
「全英オープン」の出場資格の中に、“60歳以下の歴代優勝者”という項目がある。以前は65歳以下だったが、数年前に60歳へと引き下げられた。今年の9月に60歳を迎えるトム・ワトソンにとっては、何も起きなければ来年が最後の「全英オープン」になってしまう可能性も否定出来ないのだ。
この年齢制限については、賛否両論が飛び交っている。今年のワトソンが証明するように、59歳でもトーナメントを引っ張る力を持つ選手はいるし、何よりも往年の名選手がプレーしている姿を見るだけでも嬉しいというファンは多いだろう。一方で、より多くの若手選手に出場機会を与えたいという大会の意図も理解はできる。
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もちろん、60歳を過ぎたら大会に出られないということではない。予選会という道も残されているし、ワトソンが今年優勝すれば翌年から10年間のシード権も獲得出来る。この年齢制限は、より実力本位で出場者を決めたいというR&Aの意向なのだろう。
他のメジャー大会は別としても、リンクスコースで開催される「全英オープン」では、明らかに経験がものをいう。この日のワトソンも、攻めと守りの絶妙なバランスでギャラリーを大いに沸かせていた。若手プレーヤーが勢いを増す近年だからこそ、まだまだ数年はワトソンのような熟練したプレーヤーの技も見ていたい。「全英オープン」だからこそ、年齢制限について、R&Aが再考してくれることを願う。
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