革靴はずぶ濡れに アーノルド・パーマーの視線の先/海外ゴルフ回顧録
ゴルフきょうは何の日<2月11日>
1973年 アーノルド・パーマー最後の優勝
アーノルド・パーマーが「ボブ・ホープ デザートクラシック」でツアー通算62勝目を挙げた。
当時43歳。ジャック・ニクラスと並ぶツアー最長記録として残る17シーズン連続優勝が前年にストップして迎えた一年だった。2012年に4日間競技に短縮されるまで5日間90ホールで争われていた同大会。初日ニクラスに7打差をつけられたパーマーは2日目から60台を並べ、トップのニクラス、ジョニー・ミラーと1打差3位につけてカリフォルニア州バミューダデューンズCCでのラスト18ホールに臨んだ。
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最終日最終組でのプレーは1番(パー5)でバーディ発進して首位を捉えると、ニクラスはスタートに続いて6番でも3パット。砂漠地帯で珍しく雨が降り、1組前に入ったミラーも伸ばしあぐねる展開。「72」にとどまった2人をボギーなし「69」でかわし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。
久々のタイトルに「これまでで最高のフィニッシュかもしれない。次の優勝まで長くかからないことを願う」と笑顔で語ったが、PGAツアーではこれが最後の勝利となった。
1960年の第1回大会を制したこのトーナメントではトータル5勝をマーク。最後の出場となった2002年まで、前立腺がんの手術を受けた97年を除いて参戦を欠かさなかった。71歳で挑んだ01年大会の4日目には「71」で回り、エージシュートも達成している。
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