「めまい症」の苦難も ジェイソン・デイのバイオグラフィー
ゴルフきょうは何の日<8月16日>
2015年 ジェイソン・デイ涙のメジャー初制覇
ウィスコンシン州のウィスリングストレイツで行われた「全米プロゴルフ選手権」で、ジェイソン・デイ(オーストラリア)が悲願のメジャー初優勝を果たした。惜敗の歴史に終止符を打ち、涙があふれ出た。
25㎝のウィニングパットを残した。「ファーストパットの後から、もう涙をこらえきれなかった。これまでメジャータイトルをあと少しのところで逃し続けてきたことで、感情的になってしまったんだと思う」。海が望める18番、勝利を確信したファンから涙を浮かべるデイに惜しみない拍手が送られた。
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同年は「全米オープン」、「全英オープン」と、ともに最終日を1位で迎えながら敗れた。全米では2度の2位、「マスターズ」は2位と3位を1回ずつ記録した。「全米と全英。オーガスタもそうだ。これらの経験が結果に生きると思うから前に進める。そして今週、それが起きたんだ」。腐ることなく糧にした。
単独首位で出た最終ラウンド、2打差2位で同組は同大会後に世界ランキング1位に上がったジョーダン・スピースだった。同年メジャー2連勝を成し遂げた本命に対し、デイは終始自らのリズムで進めた。2番で3打差に広げ、その後は3、4打差から詰め寄らせず、7バーディ、2ボギーの「67」(パー72)。メジャーで初めて20アンダーに乗せた。
「長い旅路だった。PGAツアーでここまで来られるとは思っていなかったから。すごく感情的になってしまったけれど、信じられないくらい素晴らしい気持ちだね」。愛する家族を抱きしめて、涙をぬぐった。
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