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松山英樹はノーボギーと安定 再開後ベスト「65」で急浮上

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 3日目(4日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7340yd(パー72)

シーズン再開後の自己ベスト「65」。周囲の目には会心のラウンドに思えても、松山英樹は淡々としていた。「ミスがコースの幅に収まったり、ミスパットが入ってくれたり。スコアにつながるラッキーがいっぱいあった」。5アンダーの55位から通算12アンダー13位タイに急浮上した結果に浮かれることなく、首位と7差で迎える最終日を静かに見据えた。

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1mのチャンスを外した序盤3番の“ガッカリ”を忘れさせる猛チャージだった。続く4番(パー5)で3打目のウェッジショットをピンそば50㎝に絡め、5番で3mを沈めて連続バーディ。1Wショットを大きく曲げることなく、フェアウェイを外したのは2ホールだけだった。そのうち、右サイドのセミラフにこぼれた17番(パー5)も2オンから、この日7つ目のバーディを決めた。

「ショットに関しては(状態は)変わっていない。パターに関しては悪くなった」という厳しい評価を下した。

目立ったピンチは3度だけ。バーディパットを2mショートさせた8番、第1打を左にミスしてバンカーに入れた11番、そしてバンカーから2mのパーパットを残した15番。1つのボギーが流れを変える場面でいずれも、しのいだ。「そんなに(距離を)残さなくてもいいようなパットを残していた。それでも入ってくれたのが一番大きい」。1月の「ソニーオープンinハワイ」第2ラウンド以来のノーボギーラウンドとした。

一時的に首位のスコアに並んでホールアウトしたが、その約1時間後に最終組のスタート。「たぶん、(全組終了時には)5、6打の差が付くと思う」と戦況を見据えた。リーダーのマシュー・ウルフと7打差、2位タイのブライソン・デシャンボーらとは4打差。「それを逆転するのはなかなか難しいけど、あしたは(通算)20アンダー以上を目指して。きょうのショットがあれば、なんとなく出そうな雰囲気もある」と、わずかでも前向きな言葉を口にした。

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