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メジャー最終戦を制したタイガー・ウッズの喜びの声(第3部)

(第2部からの続き)
記者
「今週の63というスコアを振り返っていかがですか?もう少しで62を記録できる所だったので悔しかったとは思いますが、メジャーで62を出すということは可能だと思いますか?」

タイガー・ウッズ
「今週は出だしで躓いたというわけではありませんでしたが、63をマークできたお陰で優勝争いが出来る位置に持っていくことができました。優勝スコアは4アンダーか5アンダーぐらいだと思っていたので、一日でそれ以上のスコアを出せたのは嬉しかったですね。初日も2日目も、ショットの調子は同じぐらい良かったのに、初日はそれがスコアに繋がりませんでした。決勝ラウンドでも60台のスコアは出せると思っていたので、それさえ出来れば優勝できると感じていました。」

「62を出せるかどうかですが、それはコース次第ですね。当たり前ですが、パー70のコースの方が可能性は高いですし、グリーンが柔らかいことが条件になってきます。今年は猛暑に見舞われ、グリーンに水を撒かなければいけなかったこともあり、グリーンはそれ程硬くありませんでした。決勝ラウンドでは水を撒かなかったのでスコアは伸び悩みましたが、初日と2日目はロースコアを出せるコンディションでしたね。」

記者
「“全米オープン”の後、逆転優勝が出来ないという事について今後見直しが必要だと話していましたが、“全英オープン”、そして今回の“全米プロゴルフ選手権”と、この間に具体的に何か変えた事はあるのですか?」

タイガー・ウッズ
「“全米オープン”では、バーディチャンスに付けたもののボールの止まった位置が悪かったので、実際パットを決めるのは無理といっても良い状況でした。決勝ラウンドでは、ショットの調子も良かったので、3メートルぐらいのバーディチャンスが何度もあったのですが、左や右に1メートルぐらい切れるパットだったので入る可能性はとても低かったんです。(全米オープンの会場である)カーヌスティでは、ショットの調子が悪かったんです。せっかくパッティングの調子が良かったのに、ピンに寄せることが出来なかったので、なかなかバーディが取れませんでした。何度かロングパットを決めましたが、それだけでは優勝できません。そういったことを踏まえて、優勝するためには、ショットとパットがうまくかみ合わなければ駄目なんだと再認識しましたね。そうしたら、先週、今週と続けて優勝する事が出来ました。」

記者
「今日8番でのガッツポーズについてですが、テレビ中継では実況も解説も足を痛めたのではないかと非常に心配していました。本当にどこも傷めなかったのですか? そして、今週の会場であるサザンヒルズについて一言お願いします。」

タイガー・ウッズ
「足は大丈夫ですよ。9番でミスが出てボギーを叩いてしまったのは、風を読み違えたからです。あのホールでは右から風が吹いていたのですが、9番のフラッグも18番のフラッグも左から右にたなびいていたので、それに惑わされてしまったんです。キャディのスティービーにも、風は右からだからそう信じて打たなきゃ駄目だと言われたのですが、戸惑いがあったんですね。左に打ち出して、フェードで戻すつもりだったのですが、そのまま曲がらず左に行ってしまいました。あのミスは、スティービーと本来の風向きを信じなかった、私の落ち度です。」

「今大会のホストを務めてくださったタルサの皆さんには本当に感激しています。今週は、記録的な暑さの中での観戦で大変だったと思いますが、熱意を込めて私達を応援してくれました。これだけ素晴らしい雰囲気の中で4日間プレーできた事は本当に嬉しいです。暑い中、大勢の方が会場に訪れてくれたことに感謝したいですね。」 (終わり)

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