今季“唯一”のメジャー「全米プロ」会場が4日に営業再開
ペブルビーチも営業再開のカリフォルニア コース内の感染防止策は
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開場以来初の閉鎖となっていたカリフォルニア州のペブルビーチGLが4日から営業を再開すると発表した。州全土に外出禁止令が発令されているが、一部の規制を緩和する地域も出てきている。同コースも地元保健当局からの最新のガイダンスに基づいて営業を行う。
ペブルビーチGLのホームページでは「ラウンド前」、「ラウンド中」、「ラウンド後」に分けて対策や注意事項を明記している。
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【ラウンド前】
・クラブハウス、ロッカールーム、プロショップの閉鎖
・料金は事前の支払いのみ。現地での支払いは受け付けない
・クラブレンタル、シャトルバスのサービスを停止
・ドライビングレンジは10フィート(約3m)の間隔を空けて打席を設置
・マスクと手袋を着用したスターターがティイングエリアでチェックインを管理。消毒液とマスクを各プレーヤーに提供し、社会的距離を保つ注意喚起もあらためて行う
・プレーしないゲストの入場は認めない
【ラウンド中】
・キャディはつかず、カートを使う場合には原則1人1台。キャディバッグは自分で運ぶか、手押しカートの持ち込みも可能
・ボールウォッシャー、蓋がついたゴミ箱、バンカーレーキは撤去。バンカー内でのプリファードライの適用を認める
・ボールが底まで入らないようにカップを埋め、取り出しを容易にする
・コース内のトイレ利用に制限を設ける
・グループでの写真撮影は禁止
【ラウンド後】
・クラブやシューズのクリーニングサービスは停止し、ラウンド後は直接車に乗り込んで帰宅を奨励
カリフォルニア州ではサンディエゴ市が1日からの営業再開を認め、8月の「全米プロゴルフ選手権」開催を予定するサンフランシスコのTPCハーディングパークも4日から再開。米ゴルフニュースネットによると、サンフランシスコを含め、アラメダ、コントラコスタ、マリン、サンマテオ、サンタクララといった地域のコースが4日の営業再開を許可されたという。すでに再開したソノマカウンティではフェイスカバーの着用が求められるなど、いずれも感染防止策の徹底が前提となっている。
一方でロサンゼルスやサンタバーバラでは、自治体が引き続きコースの閉鎖を要請している。