マスターズは11月開催 全米OPは9月、全米プロは8月へ
4大メジャー延期日程や中止を同日発表
男子ゴルフの4大メジャーの各主催団体が6日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期としていた大会の開催日程や大会中止を発表した。
4月からの延期を発表していた「マスターズ」は11月12日開幕の秋開催に変更、例年のメジャー初戦が今年は最後のメジャー大会となる。
<< 下に続く >>
5月から延期されていた「全米プロゴルフ選手権」(カリフォルニア州・TPCハーディングパーク)は8月6日に開幕、6月に予定されていた「全米オープン」(ニューヨーク州・ウイングドフットGC)は9月17日の開幕となった。
7月の開催予定だった「全英オープン」だけが、第2次世界大戦時の1945年以来の中止となることが決まった。
マスターズを主催するオーガスタナショナルGCチェアマンのフレッド・リドリー氏は、「引き続き(コロナウイルスへの)予防策とガイドラインに焦点をあてる」とした上で、「秋にマスターズを開催することがスポーツを愛する人に喜びを与える」と声明を発表。チケット保有者は11月開催の大会を観戦可能とした。
マスターズは3月13日に延期が発表され、その後は秋開催の予想が現地メディアなどで取りざたされてきた。
全米オープンは、主催するUSGAが3月14日に延期予定を否定したが、開催地のニューヨーク州に感染拡大が広がり、現地メディアから延期の可能性が報じられていた。同じくUSGAが主催する「全米女子オープン」の12月への延期を今月3日に発表していた。
全米プロは3月18日に延期を発表。メジャー最終戦として行われていた2年前までと同じく、8月に延期することを主催するPGAオブ・アメリカが決めた。
世界最古のトーナメント「全英オープン」は7月開催を予定していたが、延期も検討するとしてきたもののメジャー大会で唯一、中止にした。