マキロイ5年ぶりNO.1 ウッズは“東京圏外”後退/男子世界ランク
2020年 ジェネシス招待
期間:02/13〜02/16 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
データでは1オン狙いが有利 リビエラ名物10番、マキロイは「狙う」
◇米国男子◇ジェネシス招待 事前情報◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
リビエラCCの名物ホールといえば、315ヤードの10番パー4。世界の著名なパー4ホールの名前を挙げれば、常にその中に入ってくる名作だ。1オン狙いも可能だが、グリーン右に外すとトラブルが待ち受けるため、レイアップを選択する選手も少なくない。
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昨年大会では、78%の選手が1オン狙い(グリーンの左前エッジ狙い)を選択し、そのうち32%がバーディ以上のスコアを残しており、平均スコアは「3.82」。一方でティショットをフェアウェイに刻む選択をした場合、バーディ以上は15%で平均スコアは「4.17」と約0.3ストロークも違った。昨年覇者のJ.B.ホームズは4ラウンドともに1オンを狙って、同ホールで通算3アンダーを稼ぎ出した。
ロリー・マキロイ(北アイルランド)は「リビエラCCの10番は、世界最高の1オン可能なパー4とも言えるだろうけど、すべての統計データが示している通り、グリーンを狙っていった方が、刻むよりも0.3ストローク良いスコアで回れる。データ上は『行け』ってことだよ」と、確率から攻め方を導き出している。
その一方で、ジャスティン・トーマスは毎日レイアップをするという。「ツアーに出るようになってからは、毎回レイアップしているね。考え方としては、パーを狙っていって、たまたま1つでもバーディを獲れたら、それだけで一週間を通してフィールドの平均値を上回ると思っている」と、グリーンを狙いやすいフェアウェイ左サイドに置くことを心がけているという。
データ分析全盛の時代だが、果たして、どちらの戦略が吉と出るか?(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/今岡涼太)