2020年 ファーマーズインシュランスオープン

ジョン・ラームと「思い出のサンディエゴ」

2020年 ファーマーズインシュランスオープン 3日目 ジョン・ラーム
2度目の大会制覇に期待がかかるジョン・ラーム(Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目(25日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)

3日目を終えて通算12アンダーの単独首位に立ったジョン・ラーム(スペイン)にとって、コースのあるサンディエゴは特別な思い出に満たされている。

3年前の2017年、最終ホールで18mのイーグルパットを沈めて、ツアー初優勝を飾ったのはこの大会。その前年はマンデー予選に出場したものの、1打及ばず大会出場を逃している。

16年当時、米国の運転免許を持っていなかったラームは、アリゾナ州フェニックスからカリフォルニア州サンディエゴまで約350マイル(約560キロ)を、そのとき付き合っていた彼女が運転する車に同乗。マンデー予選ではキャディにも起用した。彼女の名はケリーさん。ここサンディエゴでプロポーズをして、昨年12月に結婚。いまでは妻となった女性だ。

「ここにはとてもよく来るし、雰囲気が大好きだ。正直言うと、(自宅のある)フェニックスと(出身地の)スペインと同じく、ホームの試合という気分だよ。毎回同じホテルに滞在して本当に快適だから、ゴルフもとてもやりやすいよ」。

早朝の霧によるスタート遅れも、「10分遅れるとか、30分遅れるといったテキストメッセージが来ていたけど、少なくとも2時間、9時半までは霧が晴れないことはわかっていた」と、土地勘を活かして、どっしりと構えていた。

そんな余裕が奏功したのか、この日は1番でチップインバーディ。続く2番は残り113ydの2打目を直接沈めるイーグル奪取のロケットスタート。グリーンを外しても粘り強くパーを拾って、1イーグル5バーディの「65」で12位から単独首位へと浮上した。

「あすやるのは、自分のプレーに集中することだけ。どれだけ良いプレーをしていても、他の誰かも同じように好プレーで追い上げて来られるから」。近々、ここサンディエゴで、スペインでの挙式に続いて2度目の結婚式も予定しているという。祝い事が多過ぎても、困ることはないだろう。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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