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憧れのウッズとラウンド 小平智「半端じゃない」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 初日(24日)◇アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ◇7041yd(パー70)

タイガー・ウッズとのラウンドが実現した。小平智は3バーディ、2ボギーの「69」でプレー。1アンダー14位で初日を終えた。「64」をマークして6アンダーと会心の首位発進を切った“憧れの人”のプレーをその目に焼き付けた。

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「組み合わせの発表があってから、憧れの人と回るのってどんな感じなんだろうって。未知の世界というか、ずっと緊張していたんですけど、初めの3ホールくらいはすごく緊張した」と、小平は出だしの2ホールをボギーとした。一方、10番で第1打を池に入れるなど、出だしを3連続ボギーとしたウッズを見て、「タイガーでもああいうことがあるんだなと思った」としみじみと語った。

大勢のギャラリーがついて歩き、ウッズがフェアウェイを歩き出せば、いたるところから「タイガー!」と声援が飛び交う異様な雰囲気となったが「みんなタイガーを見ているんだなと思って、あまり気にならなかった」と意に介さず、自身のプレーに集中した。

13番(パー3/141yd)、9Iで「完璧でした」と自賛するスーパーショットを放ち、ピンそば70㎝につけてバーディを奪った。それをきっかけに緊張はほぐれ「その後は意外と普通に回れた。タイガーがいいゴルフをしていたので自分も気持ち良くプレーできた」と落ち着き、後半も7番(パー3)で8mを沈めるなど2つのバーディを決めた。

ウッズの9つのバーディを見届け、「怒とうのバーディラッシュで、半端じゃないなと。ショットがすごくてバーディチャンスにほぼついていた。パターのリズムも良くて、全部吸い込まれるように入っていくので、見ていて気持ち良かったですね」と感嘆した。

ウッズがルーティンに入るとコースは静寂に包まれ、その場にいる誰もが一挙手一投足を見守った。「歩くリズムだったり、ルーティンに入るリズムだったり、ティショットからパットまでリズムが全部変わらなかった。そこはすごく勉強になりました」

第2ラウンドもウッズと同組だ。「あまり意識することなく回れると思うので、きょう(の後半)みたいな感じで回れればいいんじゃないかなと思います」と残り54ホールに備える。(千葉県印西市/柴田雄平)

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