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松山英樹は今季初のトップ3 「兆し」と「不安」でZOZOへ

◇米国男子◇ザ・CJカップ@ナインブリッジ 最終日(20日)◇ナインブリッジ(韓国)◇7241yd(パー72)

15位から出た松山英樹は7バーディ、ボギーなしの「65」と伸ばし、通算15アンダーの3位タイで4日間を終えた。プレーへの評価は「あまり変わらない」と初日から探求が続く好感触には至らなかったが、今季初のトップ3に食い込んで次週の日本開催「ZOZOチャンピオンシップ」に乗り込む。

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フェアウェイを外したのは1ホールのみ。パーオンは16ホールで記録するなどショットの安定感は増し、グリーン上では26パットに抑えてこの日のベストスコアにつなげた。それでも「感覚が出ていない。ただスコアが出ているという感じ」と、スコアと感触がかみ合わないジレンマを払拭できずにいる。

「(感触の良し悪しが)100かゼロしかない。平均的に70くらいになれば最高ですけど。アイアンに関してはずっと60、70くらいを行ったり来たりしているし、アプローチもそんなに悪くない。パターとドライバーですね」。この日は7回握った1Wショットをすべてフェアウェイに運んだが、理想はまだ先にある。

その中でも最終日は、多くの見せ場を作って観衆を沸かせた。終盤17番(パー3)では7Iの1打目をピン奥20㎝につけ、ホールインワン寸前のスーパーショットを披露。最終18番(パー5)も2オンからの連続バーディで締めくくり、トップ3に入る有終のフィニッシュにつなげた。

唯一フェアウェイを外した11番では、「“今年イチ”のパーセーブだった」という渾身のリカバリーで魅了した。3Wの1打目を左の雑木林に打ち込み、2打目は真横のフェアウェイに出すのがやっと。158ydの3打目をグリーン段上のピン奥10mに乗せると、これを沈めてボギーを回避した。続く12番(パー5)でも2打目をグリーン左のペナルティエリアに打ち込み、1ペナを科しながらもパーを死守。「(流れとしては)12番のほうが大きかった」と必死のパーセーブを続け、ノーボギーでの完走につなげた。

初日からプレー内容に不満をこぼしながらも、終わってみれば首位に5打差の3位タイ。「良いところも多少はあったと思うけど、悪いところのほうが多かった感じ。その中でも、兆しというものはあると思う。それを初日からできるように仕上げられたら」と4日間を総括した。

次週は、いよいよ日本で初開催となる米ツアー「ZOZO」が開幕を迎える。この日の夜に帰国し、あす21日(月)は、会場の習志野カントリークラブ(千葉県印西市)でタイガー・ウッズロリー・マキロイ(北アイルランド)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)とともにスキンズマッチに出場。休養する間もなく、日本人選手の代表として大会の盛り上げ役を担う。

日本でのプレーは昨年11月「ダンロップフェニックス」(44位)以来。海外のスター選手がそろう華やかなフィールドにあっても、多くの期待を背負う立場であることは十分に自覚している。「結果を出したい気持ちはありますけど、不安しかないですね」と本音をこぼしたが、韓国で得た“兆し”が、少しでも前を向ける材料になればいい。(韓国・済州島/塚田達也)

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