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開幕2連戦「優勝できると思って来た…」 松山英樹は最終日『65』

◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 最終日(6日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

前日のうっ憤を晴らすように、5連続を含む8バーディをもぎとった最終日。松山英樹は4日間で自己ベストとなる6アンダー「65」とし、通算16アンダー16位に浮上して終えた。優勝スコアとは7打差だったが、きっちりとトップ20に入って自身の開幕2戦目を締めくくった。

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前日の居残り練習では見つからなかったヒントだが、過去の自身のスイング映像を見て「ひとつ、これっていうのがあった」という。朝の練習場で試してみると「意外と良かった」と、この日はショットが改善した。「上位で戦うにはまだまだ」というものの、1Wのミスは左へと限定され、「感覚としては悪くない」とうなずいた。

アプローチをタップインにつけた9番(パー5)から、チップインを決めた13番(パー5)まで5連続バーディとした。「4日間で一番納得いくゴルフができた」と、大会の締めとしては悪くなかった。「この2、3週間やっていることが、ちょっとしたきっかけで良くなった。それを継続してやっていけたら…」。だが、求めているのは確かな結果だ。

4週間のオフを挟んで迎えた新シーズン2連戦。松山は「オフですごく仕上がったと思ったので、どっちか優勝できるだろうって思って来た」と本音をもらした。「でも、結果はぜんぜん違うし、状態が良くなかった」と、終わってみれば改めてゴルフの難しさを知るばかりだ。

次週一週間のオフを挟んで、韓国、日本、中国での3連戦が待っている。なかでも、日本初開催となる米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では“日本代表”として多くの視線を集めることは間違いない。「ぜんぜん楽しみじゃないですね」という言葉に、松山が背負う責任とプレッシャーの重みがにじんだ。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)

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