WGC最終戦が装いを新たに開催 松山英樹、今平周吾ら出場
2019年 WGCフェデックス セントジュード招待
期間:07/25〜07/28 場所:TPCサウスウィンド(テネシー州)
続く海外ビッグトーナメント 堀川未来夢はWGC初挑戦
◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前(22日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7237yd(パー70)
前週の「全英オープン」で予選落ちした堀川未来夢が米国に移り、初めての世界ゴルフ選手権(WGC)に挑む。6月の「日本ツアー選手権」を制して出場権をつかみ、再び巡ってくるビッグトーナメントの開幕に向けて月曜日にコース入りした。
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土曜日は現地で練習をこなし、「なるべく早く入れるように飛行機を変更してもらった」と当初より到着が早まるフライトに変え、日曜日の朝にアイルランドのダブリンを出発。フランクフルトとシカゴを経由し、メンフィスのホテルに落ち着いたのは月曜日の深夜2時前だった。午後1時過ぎにドライビングレンジに現れ、同じく「全英」で予選落ちして先にコース入りしていた松山英樹と隣り合って汗を流した。
この日は午後2時過ぎから激しい雷雨の予報が出ていたこともあり、ほとんどの選手が練習場で過ごす中、「降ったら途中で引き上げてきます」と1時50分過ぎに10番ティからスタート。浮島グリーンが特徴的な11番(パー3)の1打目を打った直後から雨が降り始め、カートで巡回するスタッフにピックアップされてクラブハウスに引き上げた。深夜の現地入りもむなしく月曜日の事前ラウンドはかなわなかったが、ともに練習日となる残り2日間で急ピッチでコースチェックを進める予定だ。
「海外の試合はほとんど見ない」という堀川にとってWGCの事前知識は少ないが、世界の限られたエリートが集うことは、もちろん自覚している。「世界トップランカーたちがいっぱい来ているので、雰囲気は全米や全英と大きく変わらないのかなと。予選落ちがないことも大きいので、4日間あまり焦ることなく実力をしっかり出して、どこまで通用するのかなという感じですね」。
「ツアー選手権」で初優勝を飾って以降、メジャー初挑戦となった6月「全米オープン」、前週の「全英」と世界トップレベルの舞台を次々と経験。いずれも予選落ちに終わったが、「力では敵わないけれど、100yd以内で考えれば戦っていける、パッティングだったら自分にもチャンスはあるとも思えた」と、苦しい戦いの中で見えてきたものもある。「しっかりと自分のゴルフができて、耐えることができればいいスコアで回れると思う」。海外ツアー進出も視野に入れる26歳のチャレンジは続く。(テネシー州メンフィス/塚田達也)