バックナインの逆転劇 古江彩佳がメジャー初制覇/飛距離UPトレ奏功で1年ぶりV
2024/07/16 17:00
古江彩佳選手が涙のメジャー初制覇! 最終日バックナインのしびれる逆転劇で日本勢4人目の栄冠に輝きました。国内男子では平田憲聖選手が1年ぶりとなるツアー3勝目。オフに取り組んだという飛距離アップトレーニングの成果とは? 今号も最後までお楽しみください。
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起死回生バーディで「諦めるなよ」 古江彩佳に微笑んだピンクの“神様”
2打差を追う最終日のバックナイン。古江選手は14番で10mのロングパットを気持ちでねじ込み、続く15番でも12mを沈めて首位に追いすがります。緊張感が最高潮に達した最終18番パー5の2打目。6Iを振り抜いて3mにつけるとイーグルパットを見事に決め、大逆転でメジャー大会を制しました。その陰には“エビアンの神様”の後押しもあったのかも?
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勝負の13番で見せたパワーゴルフ 平田憲聖が手にした最高の3勝目
昨年、米ツアーに出場して世界との差を肌で感じた平田選手。「一番早く結果に結びつくのは飛距離アップ」と、オフシーズンは“飛距離アップ最優先”のトレーニングに取り組みました。その結果、平均飛距離は4ydアップし、パーオン率も急上昇。今大会でも勝負どころの13番パー5で2オンに成功するなど、飛距離が優勝に大きく貢献しました。パワフルになった23歳の今後に注目です。
LAST WEEK NEWS
米国女子:アムンディ エビアン選手権
スターウォーズが大好きだと言う古江彩佳選手、転戦の合間にシリーズのドラマや映画を見て英語の勉強もしているそうですが、メジャー初優勝にもスターウォーズが大きく貢献していました。優勝争いが終盤になるにつれて緊張感が高まる中、同作品おなじみのフレーズ「メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー」を心の中で唱えて、気持ちを落ち着けていたそうです。2年ぶりの優勝をメジャーで飾り、4年後のLA五輪に向けてもとてもいいスタートになりました。次戦は米初優勝を飾ったスコットランド女子オープン。3勝目に向けて、フォースとともにあらんことを~!(谷口)
国内男子:長嶋茂雄招待セガサミーカップ
「セガサミーカップ」の取材後、新千歳空港を発ち、関西国際空港に着いた直後に古江彩佳選手の吉報が届きました。彼女の力を思えば何の不思議もないとはいえ、気持ちが高ぶると同時に思ったのは数時間前の平田憲聖選手のこと。彼も古江選手と同じ2000年度生まれ。いわゆる“ミレニアム世代”です。最終日最終組で激突した蝉川泰果選手も、今週の全英オープンに挑む中島啓太選手も同学年。「今回の優勝は、昨年の2勝より特別で自信になります」と語った平田選手の口調の力強さが「そのうち男子もやる」と思わせてくれます。もうそういう時代ですよね。(加藤)
米国男子:ジェネシス スコットランドオープン
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フォトギャラリーNOTE
![武田涼花](/inc/mailmag/face_takeda.png?_=02)
Edited by : 武田涼花
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