渋野&勝 “作戦勝ち”のホールインワン/桑木志帆が弱点克服でリベンジV
2024/07/02 17:00
桑木志帆選手が昨年惜敗した大会でリベンジに成功。涙のツアー初勝利を遂げました。全米シニアオープンに参戦した藤田寛之選手はプレーオフで敗れ、惜しくも2位でフィニッシュ。米女子ツアー唯一のダブルス戦では渋野&勝選手ペアがホールインワンを決めるなど、大いに盛り上げました。今号も最後までお楽しみください!
PICK UP NEWS
![ピンクのウェアと強気のパット 桑木志帆が惜敗から変わったこと](https://i.gimg.jp/cmsimg/355555.jpg?w=640)
ピンクのウェアと強気のパット 桑木志帆が惜敗から変わったこと
「忘れ物を取りに来た」。昨年のプレーオフ惜敗を経て臨んだ今大会を桑木志帆選手はそう表現しました。弱点だったショートしがちなパットを修正すべく、4月にはパッティングスタジオで右脳と左脳の使い分けを学び、メンタル面も強化。勝負どころでのロングパットをいくつも決めてつかんだ初Vの味は格別なものに違いありません。
![“作戦勝ち”の渋野日向子ホールインワン 勝みなみはあえて先に打った](https://i.gimg.jp/cmsimg/355440.jpg?w=640)
“作戦勝ち”の渋野日向子ホールインワン 勝みなみはあえて先に打った
ツアー唯一のダブルス戦を20位でフィニッシュした渋野選手と勝選手の“チームH&M”。大会2日目には渋野選手のホールインワンで会場を大いに盛り上げました。このホールではパー3を得意とする渋野選手が気持ちよく打つために、いつも後に打つ勝選手があえて先に打ったそう。その作戦が見事にハマって最高の結果につなげた2人。来年も同ペアでの戦いが見てみたいですね!
![藤田寛之が悔やむ“75ホール目”の一打 シニア世界一逃す「勝負はそこ」](https://i.gimg.jp/cmsimg/355639.jpg?w=640)
藤田寛之が悔やむ“75ホール目”の一打 シニア世界一逃す「勝負はそこ」
日本勢2人目のシニアメジャー制覇がかかる「全米シニアオープン」4日目、首位から出た藤田寛之選手は3打リードして残り8ホールで翌日順延に。風向きが変わったことで「コースが全く別になった」という5日目、リードを失ってプレーオフにもつれ込むと、たがいに譲らぬまま迎えたサドンデス1ホール目、ボギーとした相手に対して藤田選手もバンカーショットを寄せきれず絶好のチャンスを逃してしまいます。直後の2ホール目も6mのパーパットを外して万事休す。試合後には悔しいバンカーショットを振り返りつつ「日本にトロフィーを持ち帰れないのが残念」と惜敗を受け止めました。
LAST WEEK NEWS
国内女子:資生堂レディスオープン
ツアー3勝目に惜しくも届かなかった堀琴音選手ですが、長尺パターが好調で最終日は長い距離のパットを決めてパーを拾っていました。特徴的なのはクラブだけでなく、“ノールック”の打ち方。ボールを見ずに打つやり方は、最初は練習ドリルとして行っていたそうです。ストロークではなくボールの転がりを意識して、シンプルな打ち方に戻そうと始めた練習が、やってみたらハマって試合でもやってみたらうまくいったとのこと。苦戦していたパッティングで大会3位にランクイン。今回は惜敗でしたが、ツアー3勝目は近そうです。(谷口)
米国女子:ダウ選手権
渋野日向子選手は岡山出身の後輩で、小学生だった時から知る桑木志帆選手の初優勝に祝福のメッセージを送ったそう。「感慨深いですよね。勝つ前の『去年の忘れ物を取りに来た』ってコメントを見て、ジーンと来ていたんです」。プレーオフで敗れた翌年に同じ大会で勝ち切る姿を褒めちぎっていました。「岡山はね、尾関彩美悠とかも頑張ってる。『負けとられん!』って感じです」。身近な選手たちの活躍も、米国での戦いの支えになっています。(亀山)
米国男子:ロケットモーゲージクラシック
PICK UP PHOTO
フォトギャラリーNOTE
![武田涼花](/inc/mailmag/face_takeda.png?_=02)
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic