吉田優利ら4人が「全米女子」出場権を獲得
2019年 全米女子オープン
期間:05/30〜06/02 場所:カントリークラブ・オブ・チャールストン(サウスカロライナ州)
5kg増量 19歳・吉田優利がメジャー切符を獲得
◇米国女子◇全米女子オープン 日本地区最終予選会(22日)◇大利根カントリークラブ(茨城県)◇東コース/6678yd 西コース/6676yd(ともにパー72)◇出場選手102人
アマチュアの吉田優利(日本ウェルネススポーツ大1年)が通算1アンダーの2位でメジャーの切符を手にした。36ホールを完走し「疲れました」とため息をついた。
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1ラウンド目の東コースで「ショットが良くて、パターのタッチも良かったのでリズムのいいラウンドができました」。5バーディ、ノーボギーの「67」とし、単独トップに立った。「距離も合っていたので、ピンを狙っていった」と振り返る。
2ラウンド目の西コースに入ると、フロント9で3つのボギーを喫し「体が疲れているのかも」と、以降はピンを攻めずにコントロールショットでグリーン中央を狙う戦略に変更した。なんとか耐え忍び、アマチュアの中では最少スコアで終え「どうしても(切符を)獲りたかった。通過を目標にしていたのですごくうれしいです」と笑顔を見せた。
冬の間は下半身の筋力トレーニングに励んだ。体重は、59位で終えた昨年9月の「日本女子オープン」時よりも5kg増え、59㎏になった。「体の中がしっかりして安定してきた。240ydはしっかり飛ぶようになった」と成果を実感する。
3週前の「オーガスタナショナル女子アマチュア」で3位に入る活躍を見せた親友の安田祐香(大手前大1年)からも刺激をもらった。「特別な経験をしただろうし感じるものもあったと思うので、わたしも違う舞台で感じ取れるように準備したいと思います」。
4月に日本ウェルネススポーツ大に進学した19歳。「結果がすべてなので、通ったという結果は100点。内容をこれからどう改善していくか考えたい」。若さとは裏腹に冷静だ。(茨城県坂東市/柴田雄平)