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2019年 キア・クラシック
期間:03/28〜03/31 場所:アビアラGC(カリフォルニア州)

週末に一気に加速 畑岡奈紗「想像できなかった」3打差V

◇米国女子◇キア・クラシック 最終日(31日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6558yd(パー72)

次週のメジャー初戦「ANAインスピレーション」に向け、勢いづく勝利となった。1打差を追った元世界ランキング1位の朴仁妃(韓国)を逆転し、参戦3年目の米ツアーで3勝目をつかんだ畑岡奈紗は、優勝後のインタビューで「インビ選手(朴)はトップで戦ってきた選手なので一緒に回って緊張したけど、自分のプレーに徹することができたと思う」と喜びに浸った。

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これまでのツアー2勝はいずれも3日間大会を制したもので、“フルサイズ”の4日間大会での勝利は初めてとなった。勝因について「試合が始まる前はこういう結果は想像できなかったけど、日に日にショットが安定し、パットも決勝ラウンドはすごく良かったので、そこだと思います」と言葉にした。

今季は4戦目。これまでの3戦では、優勝争いにからめていなかった。アンダーパーでのラウンドは2回。平均パット数は「30.33」で、全体90位と主にグリーン上で苦しんでいた。

今大会は初日に「69」として、4ラウンドぶりにアンダーパーを記録。18位で滑り出すと、2日目は「70」として9位に浮上した。3日目は、前日の途中からフィーリングが増したグリーン上でさえわたって「25」パットとし、無傷で8バーディを重ねて自身の今季ベスト「64」をマーク。首位と1打差の2位に浮上し、最終日も「67」で後続を振り切った。

畑岡は高校在学中に2016年の「日本女子オープン」で、国内メジャー史上最年少優勝を初のアマチュア制覇で飾った。同年に日本人最年少(17歳271日)でプロ転向し、主戦場を米国に定めた。

1年目は勝利に届かなかったが、QT再挑戦で臨んだ2年目の2018年6月に「アーカンソー選手権」で初優勝。11月の「TOTOジャパンクラシック」で2勝目を挙げた。

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