今年の日本初戦となる宮里藍は57位発進。パットの修正を巻き返しへのポイントとした

◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 初日（4日）◇太平洋クラブ美野里コース（茨城）◇6646yd（パー72）

今大会は今年、昨年まで10年間会場だった三重県の近鉄賢島カンツリークラブから、茨城県の太平洋クラブ美野里コースに舞台を移した。関東地方での開催は26年ぶりとなる。この日のギャラリー数は、昨年初日の2668人から773人、約3割増えて3441人となった。2014年2332人、13年2672人、12年2742人で、今年はこの5年間で最も多い。

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「伊勢志摩サミット」も開催された三重県の景勝地から、首都圏近郊に移ったことも増加の一因と思われるが、昨年10月「日本オープン」以来となる宮里藍の国内参戦を追って足を運んだファンも少なくないだろう。宮里の今大会出場は5年ぶりで、前回の11年の初日のギャラリー数は2806人だった。

宮里はこの日、5バーディ、5ボギー1ダブルボギーの2オーバー「74」でプレー。57位での滑り出しに「内容が良かったり、悪かったりで60点」と厳しめの評価を下したが、宮里組に多くのギャラリーが続いたことに「平日なのに、たくさんの方がついてくれてうれしかったです」と笑顔を作った。

2日目は、同じく2オーバーで出遅れた世界ランク1位のリディア・コー（ニュージーランド）との同組が決まり、宮里の周囲をさらなる熱気が包むことが予想される。（茨城県小美玉市／塚田達也）