最終18番をバーディで締め、歓声に応えるM.ウィ。敗れはしたが、メジャー制覇への自信を深める週末となった

米国女子ツアーの今季メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」の最終日。10アンダー首位タイからメジャー初タイトルを狙った24歳のミッシェル・ウィは、首位同士の直接対決となった19歳のレクシー・トンプソンに完敗。3打差の単独2位に終わった。

1番でトンプソンがバーディを奪い、早々に追いかける立場となったウィ。「自分が今まで見た中で彼女のプレーは一番良かったと思う。ティショット、アイアン、パッティング、全てにおいて。追いかけるのが大変な1日だった」と、ホールが進むごとに差を離されていった19歳のプレーを賞賛した。

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この日のウィはティショットでドライバーをあまり使わず、3番ウッドなどで方向性を重視した。「私が選んだゲームプランは間違ってはいないと思う。ドライバーを使えば良かったかどうかは誰にも分からないことだし、チャンスには何度もつけられた。でも、グリーンのスピードが合わなかった。それに苦労した1日だったわ」。

敗れはしたが、ウィも大会を盛り上げた主役の1人。最終18番（パー5）はバーディで締めくくり、大ギャラリーの声援に応えた。会見の席上で話す表情にも、自分のプレーをやりきったという清々しささえ漂わせたウィ。「最終組でラウンドできたことはすごく楽しかった。今週のプレーでたくさんの自信がついたし、たぶん、メジャー優勝にも近づいていると思う。次のメジャーが楽しみだわ」。残る4つのメジャーでリベンジを狙う。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／本橋英治）